■ユニクロ 増収増益の秘密:椰野 氏

ユニクロ 増収増益の秘密 [単行本]椰野 順三 (著:なぎの)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4827205353/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

日本発の世界企業はいつも逆境で生まれる。非常識な挑戦経営なら一番になれる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 椰野 順三
1954年愛知県生まれ。新聞社系週刊誌記者から現在、週刊誌、総合月刊誌を中心に取材と執筆を行なう。
ビジネスを中心に経済からスポーツまで精力的に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
・価格・品質・機能性・デザイン性(ジル・サンダー氏)
第1章 ファーストリテイリング増収増益の秘密
・2009/8:8年ぶりに過去最高:営業利益1000億
・ジャストインタイム(中国、商社)、衣料は工業製品(ヒートテックなど)
・競合:ZARA(西)、H&M(端)、フォーエバー21(=?しまむら)、ポイント…トップ・ニッチだけでなくマス(大衆)の市場獲得
・SunMicrosystemEAI「SunJavaCAPS」
 http://blogs.sun.com/okazaki/entry/sun_java_caps%E3%81%AE%E6%AC%A1%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9
・不況を言い訳にするなら経営者はいらない
・小売→製造へ(SPA:製造型小売業:Specialty store retailer of Private label Apparel)
第2章 深化する協業体制でヒット連発の仕組みを作る!
・上記のユニクロ式は数年で終了:価格競争・低価格路線の破綻
・社長人事:玉塚氏、2002年−2005年
・R&Dセンター、デザイン路線(Tシャツなど)
・少量高品質、風見鶏アパレル、△許容欠品
・さらファイン、ヒートテック東レ旭化成、ファスト…機能性の差別化
・繊維技術大国日本の面目
ヒートテック:暖(アクリル)、保湿(レーヨン)、吸水速乾(ポリエステル)、フィット感(ポリウレタン)
・世界一の柔らかさのポリエステル、ミルクプロテイン配合、柔軟保湿が半永久的に失われない…2008年、2800万枚
第3章 続々と日本上陸する強力外資!ファストリは独り勝ちを続けられるのか
外資系の注意点、許容欠品、店舗・接客技術の不満、サイズは充実
しまむら:低価格、PB、女性…じり貧?(フレンチと大衆中華:しまむら)、、、ドンキ、ポイント
第4章 ブランド力の強化で世界で戦える商品レベルをめざす
・2000年株の風評被害、2001年セーブガード:繊維
・女性+価格+顧客からみたバリュ、、、ライフライン製品
潜在的ニーズ:ブラトップ:楽300万枚
・中国と取り組んでいる…1000元(1.5万)/月、最新化、一貫生産
・SS店長15分単位の計画、秒単位の作業時間、顧客の為に最善を尽くす姿勢を見せる
第5章 最大の課題「ポスト柳井」
・ワンマン体制?委任型執行役員制度
・泳げないものは沈めばいい…一度溺れれば活路が見える
・経営者育成←→トップダウンの徹底・チェック体制
グローバル化、グループ化、再ベンチャー化・・・猶予は65歳(5年)
・カリスマ:中内:ダイエー(世襲)とは異なる
第6章 売上高5兆円のグローバル戦略
・バーニーズ、GU
・毎日が決算日、ロジスティクス、結論の精度を上げる
・海外展開:アジアで無印良品と激突
第7章 非常識経営でユニクロが流通の主役に踊り出た
・GU¥990円ジーンズ
第8章 ユニクロ独り勝ちで露呈した小売りが変われない本当の理由
・全品50%オフ、液晶テレビが日本の10分の1…全世界的なデフレ化の兆し
・給与・仕事・休日(土日営業)
・リスクを負って質を向上する
・小売業の売り場管理レベルは世界一
マーケティングロジスティクスの統合
・2009年:ユニクロ、マック、ワタミ、王将…低価格、お値ごろ感でステータス

以上