■野村ノート

■野村ノート [単行本] 野村 克也 (著)価格:¥ 1,575
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4093876045/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=465392&s=books


■出版社 / 著者からの内容紹介
 人と組織を変え成功に導く、名将の野球哲学
ヤクルト、阪神、そして社会人野球のシダックスの監督として、選手の育成、チームの改革を果たしてきた野村監督。その指導力は誰もが認めるところですが、選手の指導にあたり、みずから記した『ノムラの考へ』を基にしているのは、球界では有名な話です。本書はその『ノムラの考へ』をベースとして、具体的な試合や選手の例を挙げながら、配球術から采配、選手の育成法など、多岐にわたって解説、指導者のあり方を説いていきます。ヤクルト・古田と巨人・阿部の違いとは? 清原の打撃に抱く疑問とは? 西武・松坂が打ち込まれる理由とは? 阪神・遠山が松井を抑えられた理由とは? 野球ファンには野球の奥義が、サラリーマンには管理者として部下を指導する際の心得が学べる1冊です。


■目次:まえがき
1.人生と仕事は連動していると自覚
2.人生論があっていい仕事ができる
3.着目、頭:考える、感性:感じる力
4.技術にはコツ:間隔、ツボ:得意・傾向、注意点:相手の得意・意識付
5.無形の力:情報・観察・分析・判断・決断・先見・第6感・など
■1章 意識改革で組織は変わる
・心が変われば人生が変わる(心→態度→行動→習慣→人格→運命→人生)
・プロなら専門家、技術だけではだめ
・戦いの要素:戦力・士気・変化・心理
・勝敗の差が「ムード・勢い・対応力・心理:読み」ならば次につながる
・運命、責任・使命、仕事、チーム力、繁栄、育成、継続
■2章 管理、指導は経験がベースとなる
・ミートするまで見る、力を抜く、素直にC返し、投手のクセを見極める
・勝負タイプ
 A型:直球に重点、変化球にも対応
 B型:打つコースを決める
 C型:打つ方向を決める
 D型:球種にヤマを張る・・・嫌がる、勝負するということ
・打者の苦手ゾーン(外角低め、低め変化球、特殊球、内角速球、鋭い小変化)
■3章 指揮官の最初の仕事は戦力分析にある
・8番キャッチャーが要になる
・打者・投手・状況中心で組み立てる
・継投の判断:エース、次との力関係、打者との相性、調子、スタミナ、けがなど
・弱者の戦法:分析と具体的な攻略法、コンディション、選手選択、天皇山は?、無形の力
■4章 才能は学から生まれる
・いい格好、現代っ子、問題は中身が伴うか、努力家か?
・左打者だけが持つ危険ゾーン:外角やや甘い球
諸葛孔明
 優れた人材は身を修め徳を養う(無欲・志→完成・穏やか・学問:静、才能:学、学ぶと才能、)
■5章 中心なき組織は機能しない
・人生と仕事は切り離せない、自分に帰ってくる、自己愛だけではNG
・エースと4番はチームの鏡:鑑
・未来創造能力、問題分析、人間関係
■6章 組織はリーダーの力量以上には伸びない
・エースと4番は育てれない
・3人の友:原理原則、尊敬する師、苦言を呈する
星野監督:自ら口説き、具体的に指示し、自らのパイプを駆使し、指導者・選手の入換
・野村監督:赤星・藤本・沖原、将来性ほどあてにならない
・社会人野球で育てて、プロが還元する仕組み
・肩と足にスランプ無、野村再生工場、変化球で幅が3次元に広がる
■7章 指揮官の重要な仕事は人づくりである
・ファンが不快感を抱くことはやらない、無知の自覚、気づかせる
・不満をこらえてプロの仕事をする:人間教育
・光ばかりを求めて影を知らない:研究、工夫、知識…チームの為
・中途半端はやらない方がまし、宮本:2番打者の役目、個人主義に走らない
■8章 人間学のない者に指導者の資格なし
・監督の要求:チーム(自主性、目的、監督の望むこと、目的は勝つこと、ファンの要求・感動するもの)
 選手の要求:個 人(能力の評価、期待すること、NGな場合の過程、相対的な比較、悪い場合の改善点)
・自己顕示欲:自身が無い、こだわるならルーツを知れ
・技術が一流でも人間が一流でないと人の上には立てない
■終章
・野球は「間」のスポーツ、駆け引き、「心理」のスポーツ
・ノムラの考え
・バッティングゾーン:
 左打者のみの危険ゾーン:外角やや甘い
 ストレートの空振りゾーン:インコース高め
 内角への意識付けゾーン:さらにインコース高め
 変化球でゴロを打たせるゾーン:低めの変化・直球
 ファウルでカウントを稼ぐゾーン:ボール1個分インコース

以上