人生を愉しむ知的時間術:外山 滋比古

■人生を愉しむ知的時間術―“いそがば回れ”の生き方論 (PHP文庫) [文庫] 外山 滋比古(著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4569569544/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容(「BOOK」データベースより)
「忙しくて休むヒマがない…」と嘆くあなた、いつも時間に追われる生活をしていませんか。
ちょっと生き方の発想を変えれば、誰でも「ゆとり」ある人生を愉しむことができるのです。
本書は、著者が日常のなかで体得した“生き方のヒント”を綴ったエッセイ。頭を切り換える儀式の効用、
車中の時間の意外な過ごし方、心豊かな余暇のスタイル…etc.役に立つ知的アドバイス

■目次
1 生き方の発想(フェスティナ・レンテ(ゆっくりいそげ)
・各国の「急がば回れ」:中国、伊、英、タイ、仏、独
 森鴎外:からんだ糸は、端の方から少しずつほぐせば良い
・スモール・トークがおもしろい
 話すことの面白さを知らない人間が多すぎる、創造的なおしゃべり
 アルゴン人間 ほか)…ギリシャ語で働かない怠け者
・銭湯と豆腐屋、出版は越後の人が多い
・働くだけでなく調節機能が必要?仕事の創出も必要
・時間割、休み時間は休む、頭の切り替え、笑いが頭の黒板を消す
ブルーマンデー、月曜の事故率、切換の儀式
・忙しい人ほど時間に遅れない、暇を感じる
・三上:枕上、鞍上、厠上+風呂
・京の昼寝
・仕事にかかりは気迫、終わりはあきらめ、「案ずるより生むはやすし」
・仕事は伸ばせばいくらでも伸びる(死ぬまで)
・手帳:書いておけば忘れられる?

2 余暇のスタイル(“倶楽部”の妙
・暇な子は広場で遊ぶ、大人の倶楽部と同じ
・心の舌の味
 正岡子規:仰臥漫録…毎日食べて記録する(病気:結核)発作後は猛烈な食欲
・ガードニングの楽しみ ほか)
・脳/体重 1.人間、2.いるか
 音響工学、マグロの針だけ残す
・小人閑居をして不善をなす
朝永振一郎「わが師わが友」
・「葉隠」、急だらり、○だらり急、◎急急、だらりだらり

3 日々片々(筆をえらぶ
・石筆ー毛筆−鉛筆ーシャープペン
 朝歩き昼寝
 エトセトラ―わが趣味 ほか)、囲碁
・相手の都合を考えて、感じて、確認して電話する
カタルシス:浄化、発散

以上(1981-1996年)