35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画 [単行本] 藤原 和博

■35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画 [単行本] 藤原 和博
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/434499695X/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容(「BOOK」データベースより)
拝啓、終電帰りのビジネスパーソン様。35歳からは、ただ頑張っても報われません。サービス残業をしても、給料は上がりません。ポジティブシンキングだけでは、乗り切れません。そんな今こそ、あなたと家族がつくる人生が始まるのです。
著者からのコメント
20代後半から40代後半までの
ビジネスパーソン(公務員も)必見。

以前の「成長社会」ともう始まっている
「成熟社会」ではゲームのルールが違います。

同じつもりでやっていると
ドンドン幸福感が得られなくなるのです。

とりわけ35歳からは、ただ頑張っても報われません。
ポジティブシンキングだけでは乗り切れません。

さあ、組織や精神の「囚人」の道から逃れて、
自分の人生の主人公の道を歩き始めましょう。

【この本に書いてあること】

●なぜ、人生にも「戦略」が必要な時代になったのか
●戦略的ライフプランニングのコツ
●正解主義ではなく、修正主義で伸び伸びと生きる方法
クリティカルシンキングの技術を身につける
●自分自身をどうリストラするか
●結婚する必要はありや、なしや
●他者を動機づけること
●行動力の源泉について

おまけとして、これ以上分かりやすくは描けない
「学力(いま身につけなくてはいけないチカラ)」マップを付けました。
子育て中の方々は、この1枚の図を拡大コピーして壁に貼っておくことをお奨めします。

ちゃんと読むと、たぶん、人生変わります。

■目次

1 総論―なぜ、人生に戦略が必要なのか?
(「みんな一緒」の時代から「それぞれ一人一人」の時代へ
宗教的なものを道具として使え
会社に依存するな
杉並区・和田中で「よのなか」科を始めた意味
自ら劇場を作り、自ら演じよ
「働き方」ではなく「生き方」が問われる)
・組織人ととしてよりも人とのかかわりを大切にする「芸術的生活術」、人生の謳歌
・成長社会〜成熟社会
・自動炊飯器で主婦の睡眠時間は1時間延びた、洗濯機、冷蔵庫
・最近の子供はすでに「人の作った物語に乗っかることができない」という事実を認識している
・人々の価値観が多様化し複雑化し、変化してしまう
・戦略の不要だった時代、常識化
・給与や役職が上がる高揚感はドラッグに似ている
・病気はチャンス、自身の内面の声に耳を傾け、現実を受け入れ、生活スタイルを変化させる
・組織内での美しい引き際とその後の人生
・自殺の是非、100円ハンバーガ安楽死、等答えの無い問いにこそ意味がある
・パクッって自分のものにして、オリジナル展開「クリティカルシンキング:論理的思考」、
 「相手の意見を取り入れてプレゼンテーションする技術」
・地元の小中学校のコミュニティに参加・自らの劇場で自ら演じよ
・共感する力で相手のふところに飛び込む
・相手が自分と会話する際にどれだけ真剣かが重要なポイント
・30代から自分自身を磨く訓練、趣味の集まりでないキヅツケあう可能性の必要性

2 戦略―戦略的ライフプランニングのすすめ(10代集中、20代夢中、30代五里霧
正解主義を捨てて修正主義の人生戦略を
サバイバルするための武器と仲間を持て
戦略的人生計画の作り方)
・10代「集中力」、「バランス力」
・自分の技術が何かを自身と向き合う、会社以外に打ち込めることを見つける
・成熟社会の観察:教育(梃子)、住宅、介護医療、組織のこのネットワーク
・正解は無い、試行錯誤しながら納得解を求めていく
メディアファクトリー:出版社、知識の幅が狭い
昭和天皇は、「うみうし」を研究していた
・個性は自分の中だけにあるのではなく、コミュニティの中にもある
・とにかく打った方が勝ち、早くカップインしたものが勝ち、ある種の無謀さ
・他人と相談すると「言い訳にする」場合もある
・それは死ぬほどの危険か?…持ちネタだけで勝負しない、無謀さも必要
・DoDoDoの無限サイクル:修正主義

3 知恵―戦略作成の基礎は、クリティカル・シンキング
(演じる力、公共的リテラシークリティカル・シンキング
公共性を身につけよ
クリティカル・シンキング(★本質的★複眼思考)で物事を捉えよ
「ロールプレイ」と「ディベート」で地頭を鍛えよ
35歳に必要な三つのリテラシー)
・失敗談をどれだけ面白く話せるか
・父親・教師はその役を演じることで初めてリスペクトされる
・なりたい自分をRPして近づく「それが演じている自分」
・子供と大人の差は「パブリック」の有無
・RPで他人の気持ちを推し量る、トレースする「おもいやる」
・出題者と対話する…出題者の意図を推理する力
・テーマ
(店をどこに出店する?、首相なら?子供部屋、携帯電話、親が子をクローン化する、制服、優先席
 先輩への敬語、ボランティアの意義、中学生は大人か?、学校への付加価値、自転車放置問題の解決策
 自殺の是非、宗教とは?、自立への道)
・外部インテリジェンスから脱してまず常識を疑う(お金がいるか?)
・読解リテラシー:目標を達成、知識と可能性、効果的に社会に参加するために理解
・数学的リテラシー:数学的根拠に伴う判断
・科学的リテラシー:自然界の変化に対応し証拠に基づく結論を導き出す

4 武器―自分だけのキャリアが身を助ける(サラリーマンには虚飾が多い
自分自身のリストラをせよ
リストラ後のあなたの武器は何か?
組織内個人を目指せ
会社と個人の新しい関係を築け)
・肩書きを取った後の「その人固有の面白さ」
・TVの不要性、会話の重要性
・正解主義:イイ子症候群(嫌われたくない、付き合いを断る、TODOを1/10に減らす)
・時にはマイナスになりプラスを引き寄せる
・自分の中の強い意志、どうしてもやっておきたいことがあるか?
・目標を100−1000−10000時間に設定する(10年間)
・市井に生きる、本質にすぐ反応し、揚げ足を取らず、すぐに的確にやる
・企業人、起業人、寄業人(ふぇろー)
・個人と組織、夫婦のベクトルを併せて平行四辺形(和)を作る

5 コミュニティ―つなげる力で仲間を増やす
(結婚で「ベクトル合わせ」の技を磨け
家族と仕事以外の「第三の場所」を持て
ポイントは「動機づける技術」と「戦略的行動力」)
・夫婦を「する」ベクトルを併せる
・教師と生徒、ボランティアの斜めの関係
・相手のシナリオでRPする、お金以外の経験・機会という価値
・人と人、人と物語、それぞれがレバレッジ
成長社会〜成熟社会
 情報処理〜編集/納得解/試行錯誤
 おぼえる力〜つなげる力/作文/他人の力を取り入れる
 自動的で素直〜クリティカル:本質的複眼的思考
 ジグソーパズル〜レゴ
 みんな一緒〜それぞれ1人1人

以上