思考体力を鍛える  西成 活裕

■東大人気教授が教える 思考体力を鍛える [単行本(ソフトカバー)]西成 活裕 (著)
 価格:¥ 1,470
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/486063456X/

■内容紹介
「思考体力」6つの力を鍛えよう!
1 自己駆動力……行動を促すエンジン部分
2 多段思考力……思考の階段を上り続ける
3 疑い力……立ち止まり、思考のループを回す
4 大局力……時間と空間をみわたす
5 場合分け力……選択肢に迷ったら
6 ジャンプ力……これ以上進めないときに
これらを身につければ、どんな難問にも答えられる!
どんな逆境も切り抜けられる!

あなたはこんなことで悩んでいませんか?
「集中できない」
「短絡的に考えてしまう」
「選択を誤ってしまう」
「機転が利かない」
「行き詰ってしまう」……。
これらはすべて「思考体力」がないことで起こります。

「運動体力」と同じで、
「思考体力」は性別・年齢・キャリア問わず、
どんな人でも鍛えることのできる力です。

「渋滞学」を提唱し、42歳という異例の若さで東大教授になった著者が、
本当に頭がよくなるたったひとつの方法を教えます!!
内容(「BOOK」データベースより)
「思考体力」とは、「考え続ける力」のこと。運動にも体力があるように、
 思考にも体力があるのです。「思考体力」があれば…どんな難問も解決できます!
 どんな逆境も乗り越えられます!42歳で東大教授になった渋滞学の権威が教える本当に頭がよくなるたったひとつの方法。

■目次
はじめに
Prologue
・思考体力=考え続けられる力
・すぐに行き詰って堂々めぐりする
 短絡的、途中挫折、正確な情報、ケアレスミス、段取り、
 気が利かない、目先、打つ手が考えられない、集中できない
・自己駆動力:能動的、思考のベース
・多段思考力:先を考える、目標達成、粘り強い
・疑い力:目標達成、ミス、失敗を防ぐ
・大局力:俯瞰、、目標達成、計画的、節約
・場合分け力:分類選択、正しい判断
・ジャンプ力:思考の階段を飛ばす、ピンチ
・渋滞:各ドライバーが40メートル以上車間を取れば渋滞は起こらない

Chapter1 「自己駆動力」 思考は能動的に働かせてこそ鍛えられる
・考え続けること=自ら発し続けていくこと
・実際に面と向かって意見を言うことに日本人は不慣れ
・自分で目標を立てる、ある意味鈍感さが必要
・大きな目標に至る階段を自分で作る
 花が好き−庭の花−町の花−世界中の花−花を守るため環境問題へ
・貧困が生き抜く智恵を身につける場合もある

Chapter2 「多段思考力」 思考の階段を駆け上がる
・長期的な視点に立った多段思考力:落書き−お金を払う(監視や消すではない★損して得取る)
・目標が明確:シューティング思考、目標が不明瞭:複数仮説予測
・定理を学ぶ時なぜそうなるのかがわかっていないと役に立たない
・文型の極致:辞書を引かない、意味を類推、論理性の検討、正解へ…今は当人が政界へ

Chapter3「疑い力」 いったん立ち止まり、思考のを回し続ける
・仮説を立て試行し結果を見て原因までさかのぼって調整すること
・自分の思考を疑え!
・情報が正しいかフィードバックしながら進み正しくないことが分かれば候補から外す
・環境変化を把握しフィードバックすることでベクトルがずれない
・99パーセントの人間が自分の答えを疑わない、全てを疑え
・いい加減な答えを出さないことも必要

Chapter4「大局力」 「周辺視野」と「サキヨミ」で全体を見つめる
・全体像を見渡した時の空間や時間における様々な動き
・空間の中で全体を把握する力=周辺視野、時間の流れの中で全体をサキヨミする力
・間接的に伝えて帰る時間であることを「考えさせている」
・様々なティッピングポイント(相転移)をサキヨミする=引き返せないところがある
・人を切らずに残業時間の短縮で効率改善できる
トヨタ方式で外段取り、まずは「ちょっと先」から考える
・1メートルの箸で天国ではお互いに、地獄では自分で食べようとすると(どうなる?)

Chapter5「場合分け力」 選択肢を増やし、各場面での行動を見極める
・できるだけたくさん、選択肢の予測、メリット/デメリット
ダブルスタンダード、最終的には善悪で判断、成果の短期/長期
・定義を明確に、綺麗に分けられるか、あきらめない
・★書き出すことで整理される
・やりたくないことも主体的にプラスに持っていく姿勢
・人生に最も大事なことはお金と時間どちらか:メリット/デメリットで熟考する

Chapter6「ジャンプ力」 思考の階段を何段も飛ばす
・理屈で説明できない論理で越えられないところへ、飛び越える感覚
・連想による関連性、ただし自分は他人と異なることも認識する
・脳の緊張をといた時、その弛緩の瞬間に閃きが生まれる、事前の努力と、とりあえずやってみること
・ひらめき3上:馬上、枕上、厠上・・・リラックスタイム、公共交通機関なども?
・本屋や★自転車屋を巡る(隈)

Training 日常生活で「思考体力」をもっと役立てよう!
・未然に食い止める疑い力と大局力
・種類の場合分けをし常に少しずつしておく(掃除や整理など)
・小中高は何でも吸収する
・常識を疑う、先生が正しいとは限らない
・自らやる「自己駆動力」の思考
・20分我慢する習慣をつける、クラシック、マラソン
・ラジオを聞いて想像する
・アウトプットの時間を設ける:自分の考えをまとめる
・なぜ?を子供に考えさせる

Epilogue
・プロセスの決め方がわからない人間が多い
・達人は刀立つまでに常に脳に汗をかくこと「思考体力」を費やしてきた
孔子:70にして心の欲するところに従いて、ノリをコエず

おわりに:T-ジェネラリストの必要性(2011/5)

以上