ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人  ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)

★納得の本、今まで読もお読もうと思って読んでなかった★

■ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 [単行本]
 ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳) 価格: ¥ 1,995
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4837956661/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容
出版社/著者からの内容紹介
21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか。本書はこの「100万ドルの価値がある質問」に初めて真っ正面から答えを示したアメリカの大ベストセラーである大前研一

■目次
・所得は安い方に引っ張られる、M型社会:格差社会
★よその国にできるか、自動化できるか、反復性があるか(逆に変えがたい魅力があるか)・・・これがNG
・情報化社会から、コンセプト社会へ(第4の波)
・コールセンターから医療までインドでは10分の一の価格
カンニングOK社会への転換、答えのない時代
・右脳からアイデアを出させて、左脳で判断する〜脳梁(りょう)の働きが大切
 頭が片効きの人は人間関係の工夫によって付加価値を高めていく
・成功ルールが変わる
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 ネクストマーケット
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・何かを創造する、他人と共感、パターン認識、物事に意義:クリエイティビティ
・6つのセンス:デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい
・ハイコンセプト :パターン認識からのチャンス、芸術や美での感情面、納得する物語、組み合わせて新しい価値観を生み出す
・ハイタッチ :共感、機微、喜びを見出し手助けする、意義を見出す

第1部 「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代(なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか
これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ)
アウトソーシング:外注が進み自動化した時代の中でどこに向かっているのか
・右脳は総括的、パターン認識、感情や非言語表現
・左脳は順列、推論、分析能力、言語
・右脳の持つ:感情の判断、直観的、全体的に認知
・左右脳は逆半身の制御、左脳(逐次的)右脳(全体的、瞬間)、左脳(文)右脳(文脈)、左脳(詳細)、右脳(全体)
・豊かさ、アジア、オートメーション…3つの仕事的危機
・正しい機能と美しさの必要性、、美しさ、超越への欲求
・インドのプログラマーの年収160万円以下、はインドの年収の25倍(アメリカでは800万)
・人間関係、斬新な課題、要素の分析すること、全体像をまとめ上げること がこれからは必要
・患者自身が症状を判断する・・・医療のデータベース化
・優れたリーダーは喜ぶ、愉快で楽しい、ユーモア

第2部 この「六つの感性」があなたの道をひらく(
「機能」だけでなく「デザイン」
・ニーズを満たし生活に意味を与える・・・デザイン
・本質的に異なる物語をつないで回答を見つけ出す・・・これもデザイン
・美しいものは機能もうまくいくものが多い
・なかったことにすら気づいていなかったモノを世界に提供する
・専門性×、オリジナリティと本当の価値、前のものは忘れる、「やれたはず」は×、経験に支払、今この場
「議論」よりは「物語」
・物語からの連想と記憶は深い
・英雄の旅物語、(旅立ち、新世界、帰還)
・同じものなら物語付を買う
・自分史を語る
「個別」よりも「全体の調和」
・断片の統合、関連性を見ること=絵を描く
・境界を越えられる人、発明できる人、比喩を作れる人
・体験の中の喜び
・創造性の大部分は伝統領域の境界を超えることにある
・複数オプションといくつかの解決策を模索
・性格が中世的な人は、対応力が倍
・比喩は芸術の活力…関連性の重要性
・空白のスペース、ネガスペースのポジ化

「論理」ではなく「共感」
・偽りの笑顔:本物は眉下がる、目が細く、感情的な動き(眼窩筋:不随意筋)

「まじめ」だけでなく「遊び心」
・仕事と遊びは毒を秘めた組み合わせ、相互マイナス影響する
・但しコンセプトの時代には楽しんでやらなければ成功しない
・軍隊の製作「America's Army」…目的を達成する上でチームワーク、価値観、責任を強調している
・ゲームは研究活動が最も高まった状態
・心の知能指数はバランス、、遊びこころ=クリエーティブ
・◎笑いと○あくびの共感と伝染力
・最後に笑う人は意味がわからなかった人

「モノ」よりも「生きがい」)
・夜と霧のフランクルはサバイバルだけでなく、人の生きる意義の道しるべ
・ストレス、心疾患、現代病のいくつかは精神の集中によって緩和される
・生きるということは幸福の追求、宗教の有無にかかわらず:ダライ・ラマ
・仕事へも精神性
・チーズはどこへ消えた:変化は不可避、受け入れ対応が必要
・迷宮と迷路の違い:脱出が目的か、たどり着くことが目的か・・・方向性の有無/スピリチュアル

1.この仕事は他の国ならもっと安くやれるか
2.この仕事はコンピュータならもっと早くやれるか
3.この仕事は豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満たせるか

以上