超バカの壁 養老 孟司
★一気に読んだ 個人的にオススメ★
■超バカの壁 (新潮新書 (149)) [新書] 養老 孟司 (著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4106101491/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392
■商品の説明
出版社 / 著者からの内容紹介
「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった養老孟司の新潮新書第三弾。
内容(「MARC」データベースより)
若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子どもの問題、お金の問題…。現代人の抱える様々な「壁」を超えるヒントが詰まった、「バカの壁」「死の壁」に続く第3弾。この「壁」を超える方法は、自分の頭で生み出せ!
■目次
まえがき
・相談するときに具体的な答えを期待する人「考え方」の相談はできる
1 若者の問題
若者は凶暴になったか 昔の若者は悪かった 私もフリーターだった 憧れのニート 「自分に合った仕事」なんかない 給料は社会にもらう 世襲のすすめ 秀吉はえらい ニートに感謝する オンリーワンよりただの人 時期が来る 個性に自信がない こだわりという壁
・破目を外したらきちんと叱るそしてさらっと忘れる
・今の人はキレやすいというより暴力慣れしていない
・昔もニートやフリータはいた、もどきも、夏目漱石は「高等遊民」と称した
・★自分に合った仕事なんかない20歳では中身は空っぽ
・★仕事とは社会に空いた穴、気がついたら埋めるすべては埋めれないだからそうだんする、合気道と同じ
・患者の面倒の代りに遺族の面倒をみる、生き死には関係ないという原則
・楽しめる=★ある程度無責任
・本気で草履取りをやれば秀吉まで登れる
・外へ出したら迷惑なので内で面倒をみる、8−2の論理
・あきらめてもイイが向き不向きは他人の方がよくわかる−選ぶのは自分
・先見性より普遍性
・自分に対しての確信がない、オンリーワンなどない(作る以外)
・★夫婦関係は大概は奥さんでOK
2 自分の問題
自分とは一体何者か 無意識の本質的確信 脳は勝手に動く 墓の違い 日本人の「私」
3 テロの問題
テロとは戦うべきか 大切なのは予防 保守の意味 自爆テロと特攻 テロは倫理問題 恋愛もテロ 血税の意味 マツタケ足りて礼節を知る
・衣食足りて礼節を知る
・本居宣長=公:医者、私:国学者、、、異常なほど細かい
・私=個人、昔は「家」
・自分とは何かなど考えなくていい、「無我」:仏教、余計なこと:笑
・予防:防げたこと、その効果など測れない
・一元論は極論
・血税の未理解、90超えた人からも税金は取っている、血を流していないという単純な話ではない
・気に入らないから捨てる=×スマートではない?礼節とはそういうこと
4 男女の問題
なぜ女は強いのか 男は極端 政治家の夜 動物も安定している
・女は実体、男は現象、、、現実への適応力♀、ロマンチスト♂、瞬発力♂と持久力♀
極端♂、もっと大きなスケールで極端のブレーキとして女性の意見に触れる
5 子供の問題
少子化はなぜ起こるのか 「らしさ」が消えた たたき込むことの大切さ 子供中心で考える 大人の都合 子供には手入れ 「ああすればこうなる」式とは 子供と株は違う いじめは都市が作った 大人のいじめ
・まっすぐ伸びる木などない、自然は制御できない、「らしさ」とは、子供=自然
・昔ながらの「叩きこむ」が無くなった=「教える」が無くなった
・子供の手入れ、手間がかかる
・人間と自然、+とーの4つの世界がある見えなくなる
・自分の筋でしか物事を理解しない
6 戦争責任の問題
反日をどう考えるか 北京政府を相手にせず 統一をすすめよう 憲法第九条と後ろめたさ 世論調査は怪しい 被害者根性
・日本は過去の教訓を元にアドバイスできるはず
・政府だけでなく中国は、農村の世界が9割
・憲法9条の「うしろめたさ」の必要性、正しくなくてもイイ
7 靖国の問題
靖国参拝の何が悪いのか 私の抱えた靖国問題 解剖体の慰霊 国立宗教の誕生 すっきりしなくていい 中国、韓国は放っておく
・すっきりしないこともある
8 金の問題
金で買えないものはないか 金への恨み 金で買えない死体 研究は金で買えるか
・金で片付くなら楽なもの
・穴を埋めれば良くなる?が山を作っていないか?
9 心の問題
心の傷は治すべきか 震災と戦争のPTSD イライラする匂い ヤコブソン器官 連続殺人犯の脳
・自分で治す、手助けはできる、「勝手に治るだけ:笑」
・接触の多さが原因?距離が縮まるとイライラが増える
・ヘントウタイ活性:イライラ?、癌の家計、高血圧と同じとも言える
10 人間関係の問題
なぜイライラする人が増えているのか 老人文化の必要性 つかず離れずがいい ファンレターの返事 原則を持つ 職業倫理のない人
・老人は生き生きとよりにこにこと?
・イライラや極端にはつかず離れず
・気に入らなければ消してくれていい(BJさん:聞くな:笑まさしく!)
・原則を持つ:死体も患者と同じ…悩んだ学生には救いがある?
・職業倫理(原則):写真を公開するという倫理性、
11 システムの問題
活字離れは問題なのか ネットとメールも活字文化 テレビの影響力 カオス理論 フラクタル理論 結論は物差し次第 わからないことの価値 システムの複雑さ エントロピーとカラス 丸もうけは無理
・どんなに調査しても(費用をかけても)結論の出ないことはあるということが重要
・結論はものさししだい
・カオス理論、フラクタル理論、社会の穴を埋めるために生まれた理論?
・理路整然とした話くらいウソは無い
12 本気の問題
誤解されると損をするか 誤解はあたりまえ 分をわきまえる だれでも転職する遺族に殴られたこと 面倒から逃げない 雑用のすすめ
・本気で考えるから原則がわかる、面倒から逃げない
・転職は誰にでもあるまずは目の前の穴を埋める
・自分に戻ってくるように仕事をする「学ぶ」
以上