かけっこの科学 高野進

★入りやすい(読みやすい)かつ、大事な内容、入門(中学生くらい)と親御さんにイイと思う★
 バルセロナオリンピック見たな―

■かけっこの科学 (高野進スポーツ科学講座) [単行本]高野 進 (著), 手塚プロダクション
 価格: ¥ 1,995
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/405403439X/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容(「BOOK」データベースより)
人はいつから走り始めたのか?人によって筋肉のタイプが違う!?乳酸がたまるってどういうこと?ナンバ、二軸走法ってなに?けがの予防によい食事とは?本番での不安やあがりをなくすには?など、かけっこに関するさまざまな疑問を、高野進スポーツ科学の視点から、まんがでわかりやすく解説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高野 進
1961年生まれ。静岡県富士宮市出身。東海大学体育学部教授。日本陸上競技連盟理事、強化委員長。91年に400m44秒78の日本記録を樹立。同年世界選手権東京大会では400mで7位に入賞した。翌92年バルセロナオリンピック400mでも8位入賞。いずれも400mでは日本人初の快挙だった。引退後は、東海大学陸上競技部短距離コーチとしても活躍。世界選手権パリ大会200m3位などの末續慎吾北京オリンピック400mリレー3位の塚原直貴らを育てている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
第1章 走ることは奥が深い―人類は、どうして走り始めたか
・人間の走力は犬猫以下
 チーター112km/h、うさぎ、キリン56km/h、ネコ、ゾウ40km/h、人38km−20km/h
・2足歩行による走る仕組みの動物との変化:軸方向垂直
・10歳までがゴールデンエイジ
・走・跳・投の基本バランス感覚、ジャングルジム、平均台、遊具
第2章 走るのは好き?―筋肉のしくみ
・トレーニングより筋繊維が太くなる、増えない
・腹筋背筋など基礎体力、体幹、早遅筋(ピンク筋)
・練習とトレーニングの違い、稽古は?
・力みと緊張、脱力、合気道、打撃、柔道技
第3章 熱血!明成高校陸上部―筋肉を動かすエネルギー
・有酸素、無酸素…乳酸系(グリコーゲン)、ATPは8秒
・酸素負債、摂取力
第4章 トンカツで勝つ!?―アスリートの食事と栄養
・ビタミンミネラルの不足、炭水化物(エネルギー)、タンパク質(素材)
・試合前は1週間、炭水化物少なめ、3日で補給(カーボローディング)
・運動後20分程度で炭水化物、タンパク質の摂取(卵、牛乳、納豆など)、3炭:1質
日本記録100m10秒、400m44.7秒、5000m13:13秒、マラソン2時間06分
第5章 インターハイに出場!―ランニング技能の習得
・運動の自動化、学習曲線)/(S
第6章 今までの走り方でいいのか―走り方の科学、ナンバ、二軸走法
・軸方向が縦なので落し込む走り、倒れ込む、逆振り子
体幹、足の連動、弾む、足を挟み込む(回転加速効果)
・二軸双方:竹馬、空手、ナンバ?
第7章 本番で緊張しすぎて…―スポーツ不安・あがり
・身体機能、技術レベル、心理状態
・逆Uゾーン、運動レベルにより前後する、経験によりゾーンが広がる
第8章 天国から地獄!けがとの闘い―スポーツにおけるけが
・誰にも負けない気持ち
・70%で徐々に、不安感の克服
第9章 アジア大会、そしてオリンピックへ―ドーピング・アマチュアリズム
・ドーピング:風邪薬も代表、優勝で意識
第10章 いいコーチってなんだ?―コーチン
・信頼関係、目的地、全体を見る
第11章 人は何のために走るのか?―走ることの意味
・シニア(マスターズ)という発想、シクロなど、感動の共有
・目的地、過程 いずれも楽しむ

以上