使える武術 長野 峻也

★安定してよめる、すべてではないが参考になると思う★

■使える武術 (ちくま新書) [新書] 長野 峻也 (著)
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■内容(「BOOK」データベースより)
瞬間的に大きなパワーを生む「発勁」、心身の状態を改善する「気功」、暴漢に襲われたときに危機を脱するための「護身術」。武術の技の数々は、積年の厳しい修行を経ることで、やっと身につくもの…というのは誤解である。じつは、その理論を知り、コツを学べば、年齢性別にかかわらず、誰でもすぐに実践できるのだ。「活殺自在」の真意から、生活に役立つ身体操作の技術、さらに、達人たちの凄さまで、流派を超えて伝授しよう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
長野/峻也
1963年、熊本県天草出身。游心流武術健身法代表。橋本駅シダックスカルチャークラブ講師。武術研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
序章 心・技・体は一つの原理で繋がっている
第1章 武医同術―四十歳からの護身と健身
・武医同術:整形外科と柔道整復院
・重心を1点に固定させずに動く
第2章 型とは何か―古武術の思想と新流派の思考
・型の稽古演劇の様な面白さ、自我を忘れてのめり込むことで開放
・中途半端に学んだものが間違いを広める、具体用法がわからないまま型を伝えてきた
・競技になることで捨てられる技もある
 空手=打突により逆関節、投げ崩し締め急所を失伝
・空手の捻る突き:テンシケイ(カケイ)、受流(攻防一致)
第3章 武術と殺陣とダンス―動作の理合とは
・身心統一体:堅いだけでなく、体幹の動き
・水になれ=脱力して敵の隙間に自然に入り込む(隙間を埋める)
・舞踊、ダンサーの潜在能力、身体技能
・ナンバ:中国武術 笠尾楊柳「同側順体」黒田鉄山
・武芸18般
・脱力からの柳や鞭の動き
第4章 護身の基礎―「もしも」に備える
・練習は実戦のつもりで実戦は練習のつもりで
・殺気を感知する能力:気力、殺気
・痴漢対策:心がけ、必殺の気迫
 服装、満員電車を避ける、強気背筋、乗降口×、速足、
 夜携帯で話しながら、人通り、武器、習う
・老人の護身術
 歩く健康維持、ステッキ、友人、番犬、気迫、居合など?
・対処
 正面に立たない、死角(入身)、視界、武器を把握、深追いしない
・迷うなら手を出すな、手を出したら容赦するな:中国武術
・抜いたら必ず切れ、決して抜くな:居合
第5章 日常生活に生かす武術―身体操作のコツ
・縮地:朽木倒、膝のヌキ、ゆるめ、腰から動く
・重心操作
第6章 武術の秘伝―誰でもできるからこそ「秘術」
・当身:重さを当てる(発ケイ)
・合気:そらし、太極拳八卦掌、カケイ
・読み:先の先、後の先、「枕を押さえる」、観の目、体幹を見る
第7章 武術と武道―強さを競い合うのが武術の目的ではない
・試合競技に特化した技術革新の繰返し
・1眼2足3坦4力
・理論通りに身心を稽古してその結果自然に出てくるパワー
・場の違いを考える「試合」、「真剣」、「稽古」
第8章 達人論―武術の達人とはどんな人間か
若山富三郎宮本武蔵、新陰流、李書文、カクゲンコウ、オウコウサイ
 井上方軒、上原清吉、青木宏之(新体道)、田中幸四郎、砂泊カンシュウ
・武術「誰にも侵させず、誰も侵さない」

以上