試練が人を磨く―桑田真澄という生き方

■試練が人を磨く―桑田真澄という生き方 [単行本] 桑田 真澄
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■内容紹介
試練を乗り越えてメジャーリーガーへの夢を実現させた男の手記。
ピッツバーグ2007 年8 月14 日、パイレーツを解雇になったその日、桑田は胸のうちを書き綴った。2006 年巨人を解雇されてからメジャリーガーになるまで、そして現在の心境と桑田の全告白! --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ・ピッツバーグ2007年8月14日、メジャーリーグ・パイレーツ球団を去ることになったその日、桑田は心境を書き上げた。「悔いのない1年だった」。2006年、巨人軍を退団し、年齢的にも、体力的にも、プロ野球選手としての限界を迎えていた桑田は、それでもメジャーリーグで投げる夢をあきらめなかった。マイナーからの挑戦、メジャー昇格を目前にして左足首じん帯断裂、あきらめることなく怪我を克服して、2007年6月10日遂にメジャー投手として夢を実現した。「試練が僕を強くした」という桑田の全告白。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

■目次
・しびれるところで行くぞ:By長嶋監督 1994
・試練や困難は、自分に与えられた自分を磨くための砥石
・悪いシーズンでもこう思えたら幸せ、自分がいかに努力したかで評価したい

1 野球を通して自分を磨く
・大事なのはその人自身の感覚、金田さんや落合さんと反対のことをしてもうまくはまっていればそれが良い
・追い風(打球)では低めにしか投げれない
・腕というのは必ず体の前で使うのがいい、左肘を前で締めると力の入り方が違う
 (コーチには理解されない、米ではスネーキフィスト技術)
・ずっと同じことをして同じことを言っているのに、評価だけが変わる
・常に第1感を忘れない
・自分が入りたいと言った野球部やるって言ったら最後までやりなさい
・目の前に最高の目標、清原「世界一のバッターと思っていた:高校の時から」
・ピッチング30球となると、外れたらミットを動かしもしない「ボール取ってこい!笑」
・清水コーチのマッサージ、握力と神経系の鍛錬
・タオルで蝋燭消すまでシャドーピッチング
・カーブの練習しても曲がらない「それでええんや」、甲子園では曲がる→曲がった!
・フィジカルもメンタルも基本は高校1年に学んだ
・感謝、努力、辛抱、謙虚
・目の前で起こったことはすべてパーフェクト
・日記に書く、嫌なことも書いてそれで終わり
・自分で責任持たずに他人のせいにしてもちっとも楽じゃなかった
・感謝・驕らない・自身を持つ自信
・PLでは徳を積む:精神修養(百日念願:早朝お参り)
・1年のとき、なんでお前がメンバーなんや、正座で説教(3年の先輩から)
・甲子園の夏を思い出して無になろうと努力するそれが楽しい
・40歳でもコントロールとキレ、トレーニングと節制きっとできる(イチロー:もうすぐ40歳)
・死ぬまで勉強、節制と勉強は一生
・ボール1個か半個かで勝負している、相手もプロだから1個で打てる、でも判定も含めて勝つ
延長15回でも投げ抜くスタミナと球速、プロの務め
・しびれるところで行くぞ:By長嶋監督 1994年10・8決戦

2 努力することに意味がある
・ドラフトを境に善悪分かれる
・200勝します、そう思うならそう思ってください(弁解しない)
人間力が磨けてきた←マスコミのおかげ
・そうそうたる面々:バース、掛布、岡田、真弓、若松、杉浦、レオン、ホーナー、広沢、宇野、落合、山本浩、衣笠、高橋慶
山本浩二:前3打席はビタッと抑えられても相手ピッチャーの一番いい玉を最後では打ち返せる(それがプロ)
・家に帰ってお母さんに、スパイクとグローブの磨き方を教えてもらった(小学生)
・6時起床、7時から練習、授業で勉強を終わらせる、自主トレして勉強(中・高学生)
・グランドキャニオンで決意、トレーニングとコンディショニング、運動生理学、心理学
・中5日のトレーニン
 1.当番翌日ハードなランニング、筋トレ、水泳(肉)
 2.積極的休養、ランニングストレッチ、
 3.一番きつい日、100-150ダッシュ10本吐くまで(肉)
 4.調整短距離50m以下数本(炭水化物)
 5.軽くランニング、ストレッチ(炭水化物)
※野菜は常時
・プロ選手は、細い台の上か、刀の刃の上に乗っているようなもの(振れが大きい)…急がば回れ
・スキャンダルは大変、スポーツメーカ、不動産関連、借金
・94年日本シリーズで長嶋巨人は、常勝・森 西武に挑んで日本一へ(勢い!)
・長嶋監督を「カンピュータ」と言うが、「データ野球」は当たり前、「セオリーのその上を行く」ものだった
・自信は練習に裏打ち、優れた選手ほど練習している、そして長持ちする
・1球1球ボールにつぶやく「ありがとうございました」

3 野球と人生に懸ける想い
・プライドを傷つけるのは自分自身、意気込みや努力こそがプライド
名球会員に共通するのは「野球に命をかけてきたということ」だと感じた
・長嶋監督の野球に対する情熱には負けたと思った
・監督の部屋にバットとグローブが「王貞治は猛烈に練習した、でももっと練習したやつがいるそれは、、、」「、、オレだ」
・野球に関するすざましい情熱と、命をかける姿勢、長嶋監督に一歩でも近づきたい

プロ10年目1995年プロ野球開幕前に 桑田真澄

以上