地域スポーツクラブのマネジメント 谷塚 哲

■地域スポーツクラブのマネジメント ――クラブ設立から運営マニュアルまで―― [単行本(ソフトカバー)]谷塚 哲 (著
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 REGISTA、1972年埼玉県

■内容紹介
日本初の地域スポーツマネジメント本格ガイド
これ1冊でクラブ運営のすべてがわかる!

地域スポーツのクラブ運営にかかせないのが“マネジメント力”。「でも、法律って難しくてよくわからない…」という悩みを抱えている方も多いでしょう。本書は、そんな地域スポーツの現場に携わるすべての人たちの疑問や悩みにスポーツマネジメントの専門家である著者がわかりやすく答えた一冊です。法律の知識がほとんどない中で、あなたがクラブ運営に携わっている大きなリスク、一歩間違えれば大問題になりかねない法律の落とし穴、などなど…スポーツにかかわる法律のあれこれをすべて教えます。スポーツビジネスでの起業を考えている方はもちろん、少年スポーツチームの運営・指導に携わっている監督・コーチ、保護者の方も必読です!
内容(「BOOK」データベースより)
あなたのマネジメント力がクラブ運営のカギを握る!地域スポーツのクラブ運営にかかせないのが“マネジメント力”。「でも、法律って難しくてよくわからない…」という悩みを抱えている方も多いでしょう。そこで本書では、そんな地域スポーツの現場に携わるすべての人たちの疑問や悩みに、スポーツマネジメントの専門家である著者がわかりやすく答えました。

■目次
・企業主導型スポーツからの脱却(実業団、福利厚生、経済と連動してしまう)
1 地域スポーツクラブの新しい時代
・スポーツ振興1.子供の体力の向上、2.地域スポーツ環境の整備充実、3.国際競技力の向上
・総合型地域スポーツクラブ:多種目多世代
 1.複数種目、2.子供から高齢者、3.拠点となるクラブハウス、4.質の高い指導者、5.地域住民の運営
・スポーツ界の再構築、行政や企業からの支援の脱却

2 地域スポーツクラブに必要なマネジメント
・運営形態:お金、クレーム、個人情報、事故
・1998年NPO法(特定非営利活動促進法
・自分たちの目指す方向性の確認と、身の丈に合った組織形態を選択することが重要
・任意団体は権利の主体になれない…代表者の負担
 1.契約の当事者は個人か法人
 2.不動さんも代表者個人か全員の共有財産となる
・逆にクラブの財産が個人のものになっている場合もある
・人格なき社団
 共同の目的、組織、多数決、団体が個人に依存しない、運営・管理が確定している
民法上の組合
 代表は無、共有して権利を持つ、債務の無限責任、所得には個人に税金がかかる
・公益財団法人…2008/12より公益性を認められて上位に「一般→公益」
NPO法人
 (内容)保健医療、社会教育、まちづくり、スポーツ振興、環境保全、災害救援、地域安全、人権擁護
 国際協力、男女平等参画、健全育成、情報化社会、科学技術、経済活動、職業能力、消費者保護、援助活動
・(要件)非営利、10人以上の社員、社員条件、報酬は役員の1/3以下、×宗教・政治、暴力団、役員理事3人、監事1人
・会計:簿記の原則、財産目録、賃借対照表、収支計算書、会計簿
・運営が社員総会型(半数以上)/理事会主体(2/3)
NPO法人の非営利とは「利益を還元しないこと」という意味
 …利益を役員や社員に分配せず翌年の事業費に充当すること
 …労働の対価は正常に支払って問題ない「公益」で「非営利」
・法人化のメリットは「信頼」
・指導者の「労働契約:条件明示」と「委託契約」
 就業規則の明示(条件、賃金、退職、福利厚生、安全、教育)、30日前の解雇予告

3 スポーツ事業におけるマネジメント
・無駄に意思決定機関を肥大化させない
・寄付金をクラブ収益の柱にすることは避ける、祭りの寄付文化
・資金援助に必要なスポンサー:広告宣伝、地域貢献、「会費収入、事業収入」
・活動資金を自らの手で確保していくことが必要
・組織の規約・指針:入会申込書、ルール、「書面」を保護者に渡すことがポイント
・個人情報の保護「適正な取り扱い」特定の個人、5000件、目的の明確化、安全な管理
・送迎バス(責任はクラブ、費用は会費)
・外国人指導者(ビザの取得1−3年、3年以上の実務経験、国際大会経験)
・キッズソーン(子供が主役、尊敬、指導者の責任、成長を第一、マナー、ルール、怒りに任せては×、見本)
・リスク、施設、経営、事故

4 NPO法人で活動するサッカークラブ
アミティエ「友情」会員5000人、関西一圓
 指導プログラム、営業活動、会員フォロー、役員10名、指導者100名、会員5000名
・MGSPORTSCLUB、増田コウ作氏(元プロ)、埼玉で会員170名、役員5名、指導者5名
・コミュニケーション、コスト、コンディションの社会人サッカークラブ、会員100名、役員10名

5 事故やケガに対するリスクマネジメント
・施設設備、用具、準備体操、用具の使い方、天気気温環境、選手の体調
・安全配慮、行き帰り、ケンカ
・体調管理:顔色、怪我、動き、過去、特殊疾病
AED自動体外式除細動器
・叱れるが、体罰は×
・セクハラ:2人きりにならない、必要以上に触れない(というか稽古する:笑)、離れた宿舎
・決めるのは相手:性的表現は×、個人により受け止め方が異なる、意思表示する
・スポーツ傷害保険

6 これからの地域スポーツクラブの形
・生計を立てる道と環境:独立企業とセカンドキャリア
プロスポーツクラブとの協業
・多種目多世代で地域を作る

以上