大学キャリアセンターのぶっちゃけ話

■大学キャリアセンターのぶっちゃけ話 知的現場主義の就職活動 (ソフトバンク新書) [新書]
 沢田 健太 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4797366478/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容紹介
キャリアセンター内部から発する、就職難に勝つための極意!
著者の大学キャリアセンターでの勤務経験をもとに、現在の就活事情の実態や裏側をぶっちゃけ、納得できる就職にたどり着く方法を指南する。
多くの大学が“操作”している高すぎる就職率の計算式ほか、驚きのファクトも満載。

「大学は元リクルートの優良顧客」「ブラック企業情報をスルーするキャリアセンター」「企業人事がSPIをやめられない理由」
「人事マンが言いがちなウソ台詞」「性格検査でいい結果を出す方法」「それを大人社会は個性とみなさない!」
「もし私が親なら――子供のエントリシートを読みあげます」など、
次々と紹介される“ここだけの話”は、複数の大学で無数の就活相談を引き受けてきた著者による良心の叫びだ。

大震災後、就職活動がますます難しくなっている。自身の今後が不安な大学生とその保護者の就活対策本として、
あるいは、ちかごろの若者の思考回路・行動原理を知りたい企業人や教育関係者の基礎資料として、必読の一冊。


まえがき--キャリアセンターの内側から見えること、言いたいこと
第1章 キャリアセンターの事情
第2章 採用する側の論理とテクニック
第3章 就職活動生はこう見られている
第4章 保護者は隠れた戦力である
最終章 あとがきにかえて--学生も企業もハッピーになるために
出版社からのコメント
学生、保護者、人事が知らない就活事情!
どんな場所でもやっていける自分になるために。

「キャリアセンターは素人集団?」「就職活動生の保護者にかかるプレッシャーとは何か?」「企業が求める個性って?」
「アンチ大企業の学生が増えている?」など、豊富な体験を通じて明かされる現代の就活事情。
学生から人事担当者まで幅広い層と触れ合う機会の多いキャリアセンターだからこそ把握している幾多の情報を今ここにぶっちゃける!

■目次
まえがき--キャリアセンターの内側から見えること、言いたいこと
大震災以降の就職活動のプロセスについて

第1章 キャリアセンターの事情

1 就職課はキャリアセンターに進化したか?
2 大学職員の正体とキャリアカウンセラーの限界
3 学生に手渡せない「使える」就職情報
・行き過ぎた適応主義、キャリア形成部分を業者に投げる
・面談、カウンセラー、就業支援、ワンセットにして1件当たり数千万でセット化
・行き過ぎた、能力主義、態度主義、心理主義
・〜力はもういらない:社会人基礎力、考え抜く力、努力、忍耐力、想像力、団結力
・レポートを馬鹿にして誤字脱字、ゼミでも身が入らなくて議論できない
・3割は初期非正規からキャリアスタートしている、憧れに近づくための方法論を学ぶ
・安定志向を人前で言う迂闊さ
・ザ・事務方 改革の必要性と役に立ちたい気持ちを持っている人が意外と多い
・教務課での常識外れ
・3,5年ほどでの職場ローテーションががんばらない逃げ口上になる:イロハを覚えて移動
・派遣労働法で3年
・典型的な前例主義と既得権益確保の集団
・キャリアセンターに資格はない
・就職活動、企業選び、自己分析、履歴書、筆記試験、面接、内定、お礼状
・Web化により、企業人事〜システム〜学生と大学を飛ばしたやり取りになる(空中戦)
・案外電話のほうがレスポンスが良い
・大学側の、問題意識や危機意識が如実に反映される
・ムリ目でも受けさせてダメなら***という2段階を踏んでいるうちに諦めてしまう場合もある

第2章 採用する側の論理とテクニック

1 就職活動はなぜ、ややこしくなったのか?
2 なんのための採用活動か?
3 人事マンの言いがちなセリフ
・SPIできっちり落としておく
・ビジネス文書というよりも論理的な思考これは学業で十分に身に付く
・現場の肌感覚だけだと、表面的な、画一的な状態になる可能性もある
 地味で真面目、喋りが苦手だと落とされる
・内定者よりも、中堅社員、地味で泥臭い部分を経験した人の言葉を聞く方が良い?
・合理化と効率化を苦々しく思う場合もある

第3章 就職活動生はこう見られている

1 学力低下批判の乗り越え方
2 素直なのか幼稚すぎるのか
3 社会の窓を思い切り広げよう
・4割は誤記で書類選考落ちしている
・いまだにお客様気分で就活している学生もいる
・個性の逸脱はどこまでなのか
・基本が肝心、筆記試験と企業研究に時間を使う
・自己分析より企業分析

第4章 保護者は隠れた戦力である

1 モンスターファミリーが説明会に押し寄せたか?
2 もし私が就職活動生の親であったら
・過干渉、決めつけ、押し付けをやめる
・聞き役に徹する
・親が就職状況を把握しておく
・軍資金は月2回、交通費、食費等で2500円×10で3万
・しらふで仕事の詳細を学ぶ
エントリーシートを見直す読み直す

最終章 あとがきにかえて--学生も企業もハッピーになるために
・キャリアセンターは突貫工事
・企業要望に対する行き過ぎた適応主義
・求人情報のWeb化
・就職率のリアルな厳しさを把握する
・効率化優先で、じっくりとした採用活動が消えている
・学生の学力低下と幼稚化は現実問題、対策が必要
・親御さんを戦力にする方法を考える

・就活自体が、面接、議論、書類の企画力、飛び込み営業の準備体操
・簡単な解決策はない、手を抜かずやれることをやる
 それは自分にも学生にも言い続けている処世術

以上