立川談志

立川談志
 立川談志 ---落語の革命家 (文藝別冊/KAWADE夢ムック) [ムック]
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4309978045/
 http://www.danshi.co.jp/topics.htm
 http://matome.naver.jp/odai/2132203290691388501
 http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/102201.html

■内容紹介
惜しまれつつ亡くなった落語の革命家の落語観を網羅。家元の対談・鼎談、インタヴュー、咄、エッセイ、など盛りだくさん。師匠を語る弟子対談は、志の輔×談春の語り下ろし。

・普通の病気では死にたくない「発疹チフス」あいつらしいねぇ遺言に「DDTがほしい」
・同時代の陰画としての落語を演じた人に尽きる(グロテスクでノイズに満ちた形で)
・談志は色物芸人をこよなく愛した
・落語には人生のあらゆる場所で使えるいい文句がいっぱいある
・人生成り行きでござんす
・矛盾に耐えることが修行だ
・上のものに逆らってもかなわねんだから、上になってから下のやついじめりゃいいじゃないか

●目次●
【エッセイ】
山藤章二 立川談志の心を聞いた
松本尚久 立川談志、素の断片
岸田秀 談志師匠と精神分析
吉川潮 談志が愛した色物芸人

【特別対談】
立川志の輔
立川談春 全身全霊の落語家 兄弟弟子、師匠を語る。
・真打披露にありきたりはただじゃおかねえ
・弟子全員が束になってもかなわねえけど、受け継いでるところが全部違う・雰囲気が漂っている

【咄・談話・エッセイ・インタヴュー】
〈落語〉咄 落語って何ですかネ
〈生き方〉咄 人生成り行き、風次第
〈時事〉談話 敢えて、与太郎興国論
〈フレーズ〉談話 落語にはいい文句がいっぱいあります
〈日本語〉エッセイ 小田原提灯エボ沢山
〈笑い〉エッセイ 笑いについて
立川談志 〈職〉談話 好きな仕事も簡単ではない
・実は程度こそ違えど自分のレベルや力量を知らない人間が多すぎる、アルバイトで食えるのはごまかし
・長嶋選手が現役時にバットを振ってたのは努力ではなく、仕事、そうせずにはいられない自分がいたから
・まさかの壁をどうやって超えるかが重要

〈歩く〉エッセイ 散歩の達人
〈師弟〉エッセイ 師匠柳家小さんの死
"死んでも葬儀には行かない"と決めていた
〈笑い〉エッセイ 笑いについて
〈江戸東京〉聞き手=高田文夫 俺の落語はイリュージョン。
・後に残したい気持ちはなくはないが、それを否定する了見のほうが強い
〈文学〉聞き手=澤田隆治 家元、文学を語る
・文化とは本能が壊れて自然の中で生きていく能力を失ったため文化というまがい物を作った
 自然と自然の隙間を埋めるためにイメージや観念が発生した

【咄家エッセイ】
三遊亭円楽 キザッペ談志の友情
立川志らく やりやがったな、志らく 歌のこと、映画のことなど
立川志ら乃 素の落語
立川談吉 最後の弟子が語る師匠・立川談志

【談志対談集】
中村勘九郎 銀座の夜の芸界放談
太田光 オレが「天下とっちゃえよ」と発破かけたんだよ
・どんなことがあっても田中とは別れるな

三谷幸喜 家元、教えてください! 「笑い」っていったい何ですか?
・「マトリョーシカ」見て感動した、「新撰組」面白くもなんともねえ
 ビリーワイルダー、ルビッチ【生きるべきか死ぬべきか

立川談志 一龍斎貞鳳 笑いのメーカーは苦労します
春風亭柳朝×三笑亭夢楽 40歳以上の「関白宣言」
岸田秀 文化とは 本能が壊れた人間が捏造した不自然なルール
美濃部美津子 古今亭にはかなわねぇ。
福田和也 危なすぎる時事放談
・相撲に八百長があるのは当たり前、5000万程度で国技をつぶしていいのか
・推薦もカンニングみたいなもん
・石原知事が、雨の中一人で来て、紙渡されてこれで治るって「真剣」…いい話

【談志偏愛小説選】新選組の巻
船山馨 薄野心中 新選組最後の人

【資料】
健太郎 〈ブックガイド〉立川談志が書いた本
立川談志略年譜
談志名言集
談志百八席

以上