アラフォーからのロードバイク

■アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の<マル秘>自転車講座 (ソフトバンク新書) [新書]
 野澤 伸吾 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4797367520/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容紹介
ふつうの自転車屋は語らない、とっておきのノウハウ大公開!!

奥深いロードバイクの魅力にハマり、その悦楽にどっぷりとひたる。
――そんな愛すべき“自転車おバカ"たちが増えている。

日ごと所有する機材を愛で、週末には仲間たちと走行スキルの向上に余念がない。
こうした多くの市民サイクリストの練習会を率いる“カリスマ自転車屋"が、 基礎の基礎から、ベテランでも目から鱗のノウハウまで、ロードバイクの醍醐味を徹底的に伝授する。

みなさんに共通するのは、ロードバイクの魅力にハマって、それが日常生活の一部になっていること。
週末の天気が気になり、天気予報をチェックして、晴れマークがついていたらワクワクする。
仕事のストレスなんか愛車を眺めていれば癒される。
自分の力だけで風を切って走る心地よさを知る。
そんなロードバイクが大好きな方々です。
そんな方々を私は以上を込めて「自転車おバカ」と呼んでおります。
もちろん私も、自転車おバカであることでは負けておりません。
(中略)
ロードバイクは、買ったその日から乗りこなせるものではありません。
初心者は、その面白さを知る前に挫折してしまうケースも多いのです。
一緒に走りながら基本的なノウハウを教えることで、
ロードバイク特有の“最初の壁"を解消したいと考えています。
そうやって初心者を脱してレースやロングライドなど、
それぞれの楽しみを見つけていくみなさんと、一緒になって他の新d根います。
本書は、そんななかで私が指導させていただいている内容、
脱初心者のためのポイントを書き記したものです。
深遠なるロードバイクの醍醐味をお伝えしたい! と念じて筆を執りました。
といえば格好いいのですが、要するに「自転車おバカ」の仲間を増やしたい! ってことですね。
(「はじめに」より)

■目次
はじめに
・大勢の同僚の中で光れるか、自分のどこを強みに?
・週末の天気が気になり天気予報をチェックして晴れマークだとワクワクする
・自分の力だけで風を切る心地よさ
・最初の壁を解消するための

第1章 なぜロードバイクにはまるのか?
あなたは休日に何をしていますか?
・室内に保存…できてない、、駐車場のサイクルテント鍵付、布団かぶせ:笑
・初級中級の「サンデー」と上級の「レース」ライド
金曜夜の大事な儀式
血液検査が劇的に好転
・自宅前ですぐはじめれる天気のみ
・体力よりテクニック
・機材スポーツ、道具への愛着
・長時間の有酸素運動
・膝への負担が少ない

第2章 中高年のためのロードバイク講座
中高年は“伸びしろ"が大きい
・ランニングは膝にかかる衝撃が、体重の2倍
・体力的にかなわなくても無駄なく効率的に伝えることで上達する
・自転車ブームとはいえ購入者のほぼ半数が1年以内に乗らなくなっているというデータもある
当面の目標は100km走破
「できなかったことができるようになる」から面白い
・自転車シューズの裏は固い、ブロックタイヤなどタイヤ形状、スピードと爽快さの虜
仲間ができると一段と楽しい
シマノとカンパの設計思想:ストレスフリー/固いプロ、職人志向

第3章 ロードバイクの賢い買い方
必ず実物を見て買おう
・ポジションは自転車屋、フォームは自分
完成車は見た目で選んじゃってよし・・気に入ったものを買う
・コンポはクランク、ブレーキ剛性と変速時のフィーリング
ホイールとタイヤを替えれば走りが劇的に変わる
・5万のほどほどいいものより、15万のいいもののほうがいい場合もある
・後輪が先に消耗、ローテーション、半年が目安
・ホイルは重さが1.5倍軽く感じる
・条件:剛性、空気抵抗、慣性重量、ハブの回転機能
・マビック:コスミックカーボン、カンパ:ボーラワン(20万)、シマノRS80(10万)
・ディープリム、軽量、クリンチャー(C35?)、、、フルクラム:レッドウインド(15万)、・・・カンパの子会社
ベストなタイヤの選択法
どうせならベストホイールを買いましょう
これからの常識、ホイールバランス調整
・鉄:レイノルズ、デダ、コロンバス、クロモリ、アルミのハイドロフォーミング

第4章 いまさら聞けないロードバイクの基礎知識
ロードバイクのタイヤはなぜ細くて軽いのか?
・一般的に150W=0.2馬力(746W=1馬力)、バイクは50馬力(75000W)
・自転車はパワーロスを引いていく機材、200Wで35km/h
・「空気抵抗」「転がり抵抗」「登坂抵抗」「機械のパワーロス」
レース志向?それともロングライド志向?
振動吸収性が高いということ
・カーボンは路面の数mmの凹凸、CADD10はフォークのみカーボンのアルミ(良い!)
ビギナーはハイエンドモデルに乗っちゃダメ?
ピナレロ、ドグマは40km/h以上が心地よい速度域(線になって伸びていく)
・トッププロでもフレーム50万、全体でも150万ほど、、プロ仕様は高剛性で乗り味は固い
コスパがいいモデルは?
ヘタなイタリア製より台湾製
・GIANTはコスパ最高、所有する喜び「コルナゴ」「ピナレロ」「デローザ」
コルナゴ:CX-1も台湾製、レントゲン写真が付いてくる
・イタリア製は職人の手作り、工業製品として考えると?もある、ねじ山調整、切直しもある
・カーボンは重さが鉄の1/4、強度は10倍、コンプレッションウェアのように繊維の折り方で方向性
 乗り味が変わる
・最新航空機、「ボーイング787」は東レのカーボン素材

第5章 最小のメンテナンスで最高のパフォーマンス
たった2秒の走行前点検
・10㎝落下で音チェック、、ボルトのハンマーチェックのようなもの
★乗った後は、すぐ1分間チェーンを乾拭き
・チェーン:汚れ−音−オイル−汚れ吸着−汚れ内部へ の悪循環
★洗浄後−注油−回す−オイル拭き取り‐チェーン乾拭
チェーンにオイルをさすコツ
・オイルはピンに狙って塗る「レスポの赤」
スプロケとプーリーも
雨の中を走ったら洗車しよう
★ハンドル回転軸、前後輪ハブ、BB等、回転軸の内部には洗剤をかけない
・インデックスシステム:シマノは普及に貢献、大英断、STIレバーも同様

第6章 だれでも簡単にできるフォーム改造
ポジションは自転車屋の責任、フォームはアナタ様の責任
・背中を丸めて骨盤を起こす、腹筋意識
★申し訳ございません「腕だらーん」「肩甲骨を開く」
・ハンドルは手を添えるだけ
小指と薬指でハンドルを挟んで脱・前輪過重
前傾姿勢が大切な3つの理由「空気抵抗」「荷重バランス」「連動、外腹斜筋」
・空気抵抗は速度の2乗(20−40で4倍)
・カンパはシマノの1.5倍の価格、高品質工業製品か芸術品か
 冷間鍛造による中空構造(シマノ)、カンパはシフト固め、
 ブレーキはシマノはロック、カンパは調整装置

第7章 走りを変える下半身コントロール
下半身だけでバイクコントロール
・こーぢ倶楽部:福島コウジ(埼玉県東松山市
・ビューっと来て、クッ(膝内)、ガバ(膝外)、振り向けばスーッ
・Uターンは下半身
ビンディングがあるからコントロールできる
ロードバイクは脇の下でこぐ・・・腸腰筋
フロントは単独でシフトしない 他
・FO-RL、FI−RTは×、、、チェーンのハリが弱くなる
・フロント変更時は、リヤを3個調整
・ロードは通年

第8章 ロングライドの完走メソッド
・腕だらーん、体重分散、かかとを下げない、膝から下は棒、ハムストで引き足

ソックスが意外に大事・・・コンプレッション、土踏まず
ビギナーこそ高いレーパンをはこう
・ビブはウエストを締め付けないので呼吸が楽、疲れにくい
手の痛みは道具では解決できない・・・ポジション
ポイントはこまめな水分補給「喉が渇く前に飲む」
・10分おきにちょびちょび水
・100kmで5000kcal、体にはグリコーゲンは1600kcal・・・ハンガーノック注意
・レースでは1時間おきに補給
鼻呼吸で走れるペースを目安に
・乳酸はリサイクルされてミトコンドリアでエネルギーへ「回すことでリサイクル」
パワーメーターで出力を一定にキープ
・空気抵抗は速度の2乗、パワーは速度の3乗(30-27km/hで30%近く変わる)
走行前にはウォームアップ
走行後はクールダウン&ストレッチ
・15分ほど回す、ストレッチは体が温まってから

終 章 幸せなロードバイクライフ
UCIの6.8kg規定
バラ組みは「理想の愛人」
「自分の領域」にピタッとはまるか?
・気持ちいい=高性能
・電動はDI2アルテグラ(12万)、デュラ(30万)、カンパEPS(60万)
スキルは3本ローラーで磨く
・バランス、実装感、集中
いずれレースに出たくなるJCRC(日本サイクルレーシング協会)
ロードバイク仲間をつくろう、、ロードだけでつながる関係
きちんと信号を守ってますよね?、、、レースカー自制心、と見識

おわりに
・だんだんほしくなる、ホイルが20万、奥さんに相談
・自己責任のスポーツ「信号」も「家庭」も笑
・ワイズロード:野澤伸吾

以上