平謝り―K‐1凋落、本当の理由 谷川

■平謝り―K‐1凋落、本当の理由 [単行本]
 谷川 貞治 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4583105088/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容(「BOOK」データベースより)
史上唯一、紅白歌合戦に視聴率で勝った番組“K‐1”有頂天プロデューサーの栄光と転落!「世界一難しいビジネス」の実態を当事者が初激白。K‐1の運営会社「FEG」破産、その本当の理由がここにある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
谷川/貞治
1961年9月27日生まれ、愛知県出身。日本大学卒業後、ベースボール・マガジン社入社、1991年、『格闘技通信』の編集長となる。1996年、ベースボール・マガジン社を退社し、パーフェクTV!(現スカイパーフェクTV!)のプロレス・格闘技専門チャンネルFIGHTING TVサムライの初代編成局長の職に就くも、半年ほどで退社。フジテレビの格闘技情報番組『SRS』にて格闘技評論家としてコメンテーターを務める傍ら格闘技雑誌『格闘ゲリラマガジン』『格闘パンチ』『SRS‐DX』の編集長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
・本質的に★「すみません」のプロデューサー
・マッチメイクする時も同様、★本人の嫌がるカードが一番いいカード(いいプロデューサの要件)
・元の借金が10億、でも「★ファイトマネーの未払いは本当に申し訳ない」
・★石井館長K-1は自分自身であり、自分が決めること」・・・8年の脱税+刑務所
・2012/5/7 FEGの破産手続き
 バス・ブーン、、、個人的には恨みはないただし★真実が知りたい、K-1商標の移動と石井館長の責任は?

第1章 まったく新しい格闘技「K‐1」の誕生(「逮捕されるなんて、聞いてないよー」K‐1プロデューサー就任後に、テレビ放送打ち切り
「ストロングマシンの正体は、平田君だよ」梶原一騎に憧れ、ベースボール・マガジン社入社 ほか)
・★2000年激動の幕開け8月にアンディの死(白血病)、9月マルサ、
 2001、2002年、「イノキ・ボンバイエ」「Dynamite」
・2000年★「桜庭がグレイシー」を倒す、イノキBにて「ジェロムE VS 安田忠夫
・★2002年「イノキB」ボブサップ VS 高山 で16%越 ★格闘技バブル
 谷川、柳澤、榊原(PRIDE)の3人が仕掛け人+猪木、石井館長
※館長石井が逮捕「これで格闘技の火を消してはいけない」
ベースボールマガジン社に入社
・「週刊プロレス:杉山編集長」「★格闘技通信」を作った、これに協力
・BLeeの友人「★風間健」(筒井道隆の父)経由で石井館長を紹介(★芦原英幸の弟子、正道会館、大阪)
・杉山編集長は「極真に期待しない」、、、極真は「ゴング」「パワー空手」
 「格闘技通信」はもっと新鮮で自由に扱える空手団体を…「正道会館
 当時の弟子に「中山猛夫」「★角田、佐竹、など」一目で強い、、★いかに強い弟子を持つかが重要
・成り上がるには「★見る側の論理」・・・「TV有りき」
★3つの強大な敵「空手としての極真」「興行としてのプロレス」「競技としてのキック」
・相手の懐に飛び込む大胆さと胆力:石井館長のすごさ
東孝「空道」・・・極真から「顔面有?」
・極真に勝つには軍門に下る、リングスでは関節技、、、★ルールの壁
★ヘビー級、トーナメント、キック、ルール、賞金1000万・・・格闘技、空手、キック、拳法の「K」
★ルールを知らなくても見ればわかる、3分3ラウンド
★「世界大会」であることがメジャーイベントの必須条件
・実況:古館、三宅、長坂アナウンサーや「SRS:情報番組」で「藤原紀香」「長谷川京子」などの抜擢
・ヘビー級の面白さ、★外国人VS泥臭い日本人(アンディはほぼ日本人、スイス)
UFCでグレーシー一族の台頭
・TV局がついて、★営業、事業、宣伝、編成の格闘技委員会「★社が一丸となって協力:共犯関係」
・フジ、日本TV、TBSと広げ、K-1Japan、K-1MAX(中量級)
・アンディは単身日本で1から這い上がろうとする★「忘れられた日本人そのもの」
 1996年K-1初優勝、3年連続優勝、、、2000年引退、、8月死(・・・劇的すぎる)

第2章 モンスター路線はなぜ生まれたか?(「イエッサー!」「イエッサー!」ボブ・サップ、突然の大ブレイク
★「イベントは最初にテレビありき」テレビ局が求めた新種の異種格闘技 ほか)
ボブサップ、曙、チェホンマン、ボビーオロゴン
ボブサップ:元アメフト怪我、★薬学部卒でドーピングに詳しい、給料制
 ホーストに勢いで勝つそれでホーストも人気が出た「精密機械」
・サップはブレイクし1か月で、TV、映画、CM10本、、と★1億くらい稼いだ
・プライドのミルコはプロレスラーのビッグネームを当てながら★徐々に経験を積んでいった
・★「TV局と共犯関係」になることで宣伝してくれる、、、★赤字が出ない
・フジ:清原P ★スポーツ第一、主役は外国人でもいい、モンスター路線は×、、、PRIDE
・TBS:樋口P 筋肉番付、SASUKEなど ★スポーツの扱いが優秀、★ミドル級にこだわり「魔裟斗
・日本TV:高橋P 行列、24時間など ★バラエティを得意
★強さの基準をずらして日本人の勝可能性が高まる手法、★ルールの妙
★モンスター路線は数字が取れた異種格闘技戦、★世間との戦い
・PRIDEは★純粋に強さ、金子賢はかわいそう

第3章 「PRIDE」との仁義なき闘い!(「PRIDEにプロレス・ファンを取り込め」新たな顔、アントニオ猪木桜庭和志
「アントン、高いとこは大丈夫か?」PRIDEの怪人・百瀬博教との出会い ほか)
・PRIDEにプロレスファンを取り込む★「プロレス対格闘技」の構図
 2000年★「桜庭対ホイス」の死闘は格別、猪木と桜庭の顔があってのPRIDEだった
・大晦日地上波3波で格闘技中継 TBS「Dynamite!:曙ーサップで43%」、フジ「PRIDE:吉田ーホイスで18%平均
・ファイトマネーの高騰、★PRIDE陣営の優秀さ、★K-1が別れたのはあるいみ分岐点
・「HEROS」山本「神の子」、★所「戦うフリーター」、須藤、宮田、宇野 など2,005年大成功、2006年桜庭を引き抜き
・2006年★秋山−桜庭「オイルぬるぬる事件」・・・★スポンサー離れ、1本塗っていた
・米国は自分のコンテンツを「共同」でやりたがらない、、思っていた以上に★閉鎖的「ユニオン」、、職業別に「ユニオン」
★旧プライドのスタッフ(加藤、笹原、佐藤)はイベント作りがすごく優秀

第4章 深まっていく石井館長との心の溝、そしてFEGの破産(「もう他から資本を入れるか、売るしかないね」資金繰りの悪化と石井館長の出所
「早く借金や未払いをゼロにしなきゃ…」ところが次々と御破算になる身売り話 ほか)
K-1脱税の多重課税10億以上、★外国人ファイトマネー20%の源泉税、と消費税…1000万だと1200万、+消費税、Fマネーの高騰
 そこへ2008年リーマンショック、、、微妙、、、
・★フィールズの山本会長、スポンサー、「K-1商標譲渡で頓挫」、、石井館長の個人登録
★2010年魔裟斗引退でアンディSに勝利して有終の美、それに対して石井のデビューは・・・
・TVメディア無(★放送打ち切り)のイベントは致命的
・2012年1月 EMCOMホールディングズが「K-1」を譲渡された
・TV中継だと2時間のうちにメインを★3本必要、PPVだと★1本でいい(★メディアの違い)
★イベントでは最後まで諦めない、苦労するほどいい作品になる、、★仕事の共通点★
・日本格闘技 力道山大山倍達、猪木ーUWF−(リングス、UWFI、パンクラス)、シューティング−PRIDE
 キック−空道、極真分派、オランダキック−K-1 の流れまずは「★イデオロギー論争」が重要
★いずれにしても「雑誌−TV−★★」のメディアが重要★

以上