日本一のチームをつくる

■地域密着が成功の鍵! 日本一のチームをつくる [単行本(ソフトカバー)]
 藤井 純一 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4478017182/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容紹介
プロ野球Jリーグの両方で社長を務めるという稀有な経験の持ち主、藤井純一。
セレッソ大阪、そして北海道日本ハムファイターズで人気低迷から来る大幅な赤字を「地域密着」というコンセプトで黒字転換させた彼は、
いかにして地域密着を成し遂げたのか? スポーツで街を元気にする、経験に裏打ちされた成功哲学
内容(「BOOK」データベースより)
北海道日本ハムファイターズセレッソ大阪。2つのチームを再生・変貌させた要因は、「その土地の特性を生かすこと」だった。

■目次
第1章 街が熱く、ひとつになった日―根付いた証「平均視聴率52,5%、瞬間最大73,5%」(2006年10月26日・札幌ドーム
「3年」に込められた思い ほか)
・赤く染まるスタンド:入場時に紙を受け取りスクリーンに従って頭上に「皆で応援する・一体感」(オレンジ色)
・スポーツビジネス:セレッソ(7年)、日ハムファイターズ(4年)
・自転車で20分圏内に配り歩く、3年で黒字化
・地元に愛されることがスポーツビジネスを成功に導くための鉄則

第2章 「自転車で20分の範囲」を味方に!―“格上のライバル”の牙城に挑む赤字クラブでの成功/セレッソ大阪(セレッソ大阪との出会い
社の「弱点」だからこそ―赤字クラブに乗り込む ほか)
・宣伝のトップとしてスポンサーを務めれるスポーツ…セレッソ大阪(元ヤンマーサッカー部
 …最終的に、ヤンマー(強化)、日本ハム経理)、カプコン(営業)の共同出資、鬼武健二(初代社長)
セレッソが赤字、越えるべき壁、問題点を取り除く「取締役でないと行きません」:采配の振るえるポジション
・当事者意識の欠如、親方日の丸体質
・出向者からプロパー社員(本来の)へ比率を移す
・小学校を訪れて無償で教える//強化のためならサッカースクール制に…直営、FCで18校、1700名
・サッカービジネスのノウハウ(マーケティング、強化、地域とのかかわり)
 …歴史あるクラブ(バイエルンミュンヘンから学ぶ)、GMがハム会社経営
・組織図、広報、価格設定、展開方法
・クラブ経営、地域密着
 1.観客、2.放映権、3.商品、4.スポンサー
 …ファンサービスの徹底化、「サイン専用部屋」、「ベンチメンバーのボールにサイン」、「年間1000枚サイン」
 …サポーターズミーティング、定期的な話し合いの場、仲裁は選手、元選手
・梶野・勝矢・大倉の強化部3人体制:で徹底する
・弾丸バスツアー¥7000(¥4000で800万の赤字、天皇杯
パルマと直接交渉、ファイトマネー、飛行機代と宿泊費

第3章 広大なホームタウンを逆手にとる多彩なアイデア―失敗を糧にする“新天地”での挑戦/北海道日本ハムファイターズ(ファイターズ、北海道に移転
大赤字・課題山積のファイターズへ ほか)
・野球(サッカーに比べて大規模)、今と同じ人気を持続させること、地域密着、赤字脱却
・ファイターズを「ファンに愛される球団」にすることに力を注ぐ
・人事体系「管理本部」、「チーム統括本部」、「事業本部」、18グループ
・報酬に見合う働きか、予算達成できるだけのクオリティ、売り上げ見込みアイデア
・ファン郵送費、9万人で80円切手で720万、数字認識の甘い人は自分の金と考える癖をつける
・地域密着には「土壌」が必要
セレッソの場合:大阪南部、東住吉を中心にターゲットを絞る
セレッソ:ゼロから始めて愛着を持ってもらう
 日ハム :最初の人気を継続する
・ラジオには放映権料を無料にして試合放送してもらった、TV放映権料も調整
・地域別、年代別、性別のお得チケット…サービスの細分化
コンプライアンス、失敗してもいい
・徹底的に準備、不安要素を取り除いて失敗、改善する

第4章 地域密着球団の成し遂げたこと―選手と地元、ファンの快進撃(最初から高かった選手の意識
「掘り出し物」を見つけるシステム作りの計画 ほか)
・ファンサービス、ヒルマン監督、新庄剛志
 育成型チーム、梨田監督
・客観的な数値で判断できるシステムを開発(ウイイレ参考?)
 …加点方式システム:身体能力、技術、戦術、性格、
・昔ながらの牧歌的な経営はもはや難しい資金の依存から早々に脱却が必要
・二軍合宿所では、一般常識、ファイターズの歴史、システム、マスコミ対策、私生活の心得などをレクチャー
・レクチャー:僧侶、オリンピック選手、青年海外協力隊、講演ビデオで
 「プロ意識」を育てる団結力、協調性、ファンサービス
・ドラフト当日、監督の代わりに「斉藤祐樹」を引く「ゴッドハンド」…現在?

終章 人に、地域に愛されることが使命―スポーツビジネスにできる
・利益は、営業利益の積み重ね
・解らなければ聞く、いかに興味を持つか
・自分だけでなく、ファン、国民の支持を得られるかを問いかける
・現在、近畿大学で、スポーツマーケティング、コミュニケーション、ビジネスを教える
NBP(日本)とMLB(米)の売り上げの違いは2010年近年で1:5
・「競技:魅せる」「身近な」「コミュニティ」の中でのスポーツ

以上