子どものスポーツ医学入門

■子どものスポーツ医学入門―現場の疑問にきちんと答える
 スポーツと「発育・栄養・障害・クスリ」に関するQ&A75 [単行本]
 ライフサポート協会 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4947752874/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容紹介
こんな質問に答えています!
・成長期のスポーツ選手は、いったいどんな食事をとればいいの?
・野菜嫌いは、スポーツに影響があるの?
・練習中や試合中の水分補給にはどんなものがいいの?
・肩や肘が痛むけど、野球を続けても大丈夫?
・女子選手に多いスポーツ障害とその予防法を教えて!
・ミスをしないための集中力を高めるトレーニングを教えて!
・ジャンプ力を高めるトレーニングはあるの?
・反射神経を鍛えるには、どんなことをしたらいいの?
・筋トレをしすぎると背が伸びなくなる?
・「ドーピング」ってなに? 高校生でも関係あるの?
内容(「BOOK」データベースより)
「スポーツと栄養」「トレーニングと発育」「スポーツと外傷・障害」「スポーツとクスリ」など、小・中学生を中心とした子どものスポーツに関しては、普段から気になることがたくさんあります。本書では、実際に保護者や指導者から寄せられた質問をもとに、「子どもとスポーツ」に関する基礎的な知識について、医学的・栄養学的・生理学的側面からイラスト入りでわかりやすく解説します。Q&A方式で“素朴な疑問”や“知りたいこと”にきちんとお答えします。

■目次
1章 現場で聞かれるスポーツ栄養26の質問
・スポーツ選手の間食、エネルギーは通常+2000kcal程度
 タンパク質や、ミネラル、ビタミン類も通常の1.5倍程度必要
・成長期にはカルシウムを1日に800-1000mg(1L)
 吸収促進にクエン酸、ビタミンC(柑橘類、ビタミンD、魚、きのこ、卵)
 ×フィチン酸(豆、木の実、穀類)×タンニン(茶、ブドウ酒、柿)
・風邪:粘膜の炎症
 予防法
 1.手洗いうがい
 2.飛沫感染につきマスク
 3.定期的な運動による基礎体力/免疫機能の向上
 4.十分な睡眠による疲労回復
 5.乾布摩擦、皮膚刺激、抵抗力を高める
 6.薄着で新陳代謝、皮膚や粘膜を鍛える
 7.加湿による適度な湿度
・当日の食事
 炭水化物をしっかり、やや軽めにし、温かく
 クリコーゲンの合成促進のため柑橘類
 前日は、ゴボウなど食物繊維、牛乳などは控える
 エネルギー代謝のため、3時間前には食事
・スポーツドリンク
 アイソトニック(等張性):ポカリ、エネルゲンなど、糖分6%、1,2時間前
 ハイポトニック(低張性):ステビアアクエリアスレモン(糖分2.5%)
 エネルギー飲料 :運動後30分
※運動前30分にアミノ酸飲料
※運動中のインスリンショック対策に(果糖)エネルゲンが効果的
・けが対策には、タンパク質、乳製品、柑橘類
・カロリー摂取:1000+(年齢ー1)×100が目安
・糖質、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミン
・夕食の動物性脂肪の取りすぎに注意
・間食×、夜食×、運動
・マラソンの場合は、グリコーゲンを温存するため、水もしくは果糖を摂取する、最後にスペシャルドリンク
・運動選手は物理的な衝撃により赤血球が破壊され「溶血性貧血」を起こしやすい
 血清鉄や血清フェリチンの低下「鉄欠乏症」:ひじき、のり、ハマグリ、煮干しなど
・低GI値:血糖値を急激に上昇させない
 ○きゅうり、ほうれん草、きのこ、ひじき、オレンジ、イチゴ、牛乳、こんにゃく
 ×(糖類)にんじん、ジャム、さとう、チョコ、お餅、米、ロールパン、練乳

2章 子どものスポーツ活動とケガの問題
★RICE:Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)
★温湿布と冷シップ:腫れが強い時に暖めない、修復時の血流増加のため温湿布、最近は消炎鎮痛剤(モーラス:皮膚浸透)
・野球の投げ込み、1日100球程度、週1休養
・成長に伴う、疾患(オスグット病)などもある
・女子の予防:手首をまげて親指が付くか、肘膝が10度逆、背中で握手、前屈掌、180開脚、足首45度前

3章 発育・発達期のトレーニン
・瞬発力、柔軟性、敏捷性、バランス感覚
・神経系は10歳で完成「ゴールデンエイジ」
・身長:ジャンプを含む全身運動、カルシウムタンパク質、休養睡眠
・集中力の養成:ルーティン(常に同じ動き)フォーカルポイント
・高レベルのスピード強度、集中力の継続、繰返・・・インターバル
・体力を落さずに減量、、、適切な食事制限と運動、除脂肪体重の把握
・ジャンプ力:スクワット(JP)、デッドリフト、カーフレイズ(踵)
・足が速くなる:インターバル(レペティション)、筋トレ、バランス(神経系)、瞬発力
・注意事項:過度な反復・痛みが出る・休養と栄養
・骨や腱:カルシウムとビタミンC

4章 子どもとスポーツとクスリの関係
・薬はリスク(★常用は×・副作用の把握)
・ドーピング:風邪薬にも含まれる、エスタック、コンタックジキニンパブロン、葛根湯、ルル
・安全?な風邪薬:PL顆粒バファリン

以上