無印良品は、仕組みが9割

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい  松井 忠三 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4041104998/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容(「BOOK」データベースより)
「報・連・相」は、いらない、18時30分以降は「自分の時間」、知恵は基本的に「他社から借りる」…他、
 赤字38億円からのV字回復を実現した「2000ページのマニュアル」の秘密を公開。

■目次
序章 なぜ無印良品には“2000ページのマニュアル”があるのか―「標準」なければ「改善」なし
・努力を成果に結び付ける、経験と勘を蓄積する、無駄を省く:仕組みが復活の原動力
・何を実現するかという軸をぶらさない
・業務基準書:MUJIGRAM…など、わかりやすいこと、ウールや麻、綿、正直な言葉で
・出店の可否判断、候補地、売り上げ予測、評価基準
 面積、小売販売額、人口、20−40代シェア、昼夜人口比率、所得格差、駅、配送、既存店影響
・こうした方がいいのにを集める、細かいところまで明文化する

1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み―「人を変える」ではなく、「仕組みをつくる」
・仕事のスキルやノウハウを蓄積する仕組みが無かったので、担当がいなくなると再構築
・戦略2流でも実行一流ならよし
・店長の数だけ店づくりのパターンがあった、、、未来はないのでは
・6つの内部要因:1.慢心、2.大企業病、3.短期的な対策、4.ブランド弱体化、5.戦略、6.仕組みと風土
・実行するうちに人の意識は変わっていく:立場が人を作る
・前年データを基に、在庫管理と発注の自動化、+人のアイデアを仕組化
・声ナビ、くらしの良品研究所
・自社が目指してきたコンセプトを再確認したうえで、進化させる形で経営戦略を立てる
・ある年の売れ残り在庫は、帳簿で38億、売値で100億(原価40%)
・7割GO、走りながら考える

2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる―「経験」と「勘」を排除せよ
・マニュアルがスタート地点
・知恵の共有、標準なくして改善無、背中とデータ両方を見る、指針(ビジョン)の共有、仕事の本質
・マニュアルは使う人が作る、どこまで具体的にするかがカギ
・仕事の「5W1H」
・メールを見る回数を決める:3回×N
・ミスやトラブルを共有することで+に転化する
・クレーム対応:限定的な謝罪、聞き取り、ポイントのメモ、問題の把握、復唱、言い訳しない、お客様の表現で
・人材教育を明文化
・自分で作る、MUJIGRAMは軌道に乗るのに5年

3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」―「他者」と「他社」から学ぶ
・挨拶、ごみ、仕事の締切
・部下が自主的に働かない風土、指示待ち、ミスの隠蔽
・決定権のある人が即決定し、即実行できる仕組み
・知恵は他社から借りる、デッドライン、資料は簡潔(A4)、意思決定を速く
・反対勢力は当事者にする、(強制力がないと頓挫する)、何度も指導する
・立場は3年間固定
・モチベーション:やりがい、コミュニケーション
メーリングリストと、DINA
・春物は沖縄から導入し、冬物は北海道から導入する、売り上げと在庫を連動させる
・行動に結果が伴うと管理職にふさわしい考え方や意識が身についてくる

4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」―「むくわれない努力」をなくす法
・がむしゃらでなく、どう頑張るかが大事
・結果につながらない努力は見直す
・問題は原因が見えた時点で8割解決
・仕事のデッドラインを見える化する
 デッドラインボードとDINA(締切、指示、連絡、議事録)
・行き過ぎた報連相は成長の芽を摘む
・時間内に終わらせないと意味はない:夕方には新しく頼まない
・業務基準書:周辺客層、候補地周辺通行料、売上見込、、郊外自動車率

5章 自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう―「基本」があれば「応用」できる
・自分マニュアルで仕事の俯瞰、問題点・課題の改善、、自身のPDCAサイクル
・あせらず、くさらず、おごらず、、、マニュアルで絶望やおごりを回避する

以上