ヘタな人生論より葉隠

■ヘタな人生論より葉隠 (河出文庫) [文庫]
 本田 有明 (著)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4309409393/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392


■内容(「BOOK」データベースより)
武士道といふは死ぬ事と見付けたり―この言葉に象徴される武の精神が、江戸中期の平和な時代には危険思想とみなされ禁書扱いにされたのだが、それは『葉隠』の一断面にすぎない。現代でいえばその内容は、自己啓発であり、人材開発であり、リーダーシップ論でもある。組織人として、リーダーとして、親として、教えられることは多いはずだ。


■目次
・志と自己開発/判断と意思決定/組織における人間関係/リーダーの心がまえ/日常を美しく
・武士道で後れを取らない/主君に役立/親に孝行/慈悲心で人の為になる
 :葉隠/夜陰の閑談より


第1章 誓いを立てる―迷いなく生きるための指針
・武士道ということは死ぬことと見つけたり葉隠
・死を選べば覚悟が定まってまっすぐに進める
・正気でいては大きな仕事はできない
・世の中が清貧に染まった時に逆行した「大前氏:遊び心」
 清貧の思想の西行や兼好を、腰抜け、卑怯者とする意見もある
・40までは気力で押し切る
・滅私奉公:ひたすら公のために働く(知恵よりは意地、分別よりは気力)
・順境で慢心を戒め/逆境で勇気を育てる
・借金は別にして人はつらい目に合わないと腹が据わらない
・我40歳にして自転車と合気道に志す
・能力は努力の質と、費やされた時間に比例する
・死に物狂いになって初めて命がけの奉公ができる


第2章 「今」を生きる―腹を据えて現実と向き合う覚悟
・経験を積んで自然と生まれてくるものがある主君に忠、親に孝、武士道に勇
 見つけて、維持するのが難しい
ラテン語メメントモリ(死を思う、、、ペスト流行期)…武士道
・自分探しより今を生きる
・本当の自分/理想・幸運・制約・はっきりわからない
・事前にしっかりと考えておかなければいざというときに機敏に判断できず、恥辱を受ける
・七息思案…良い思案も長くかかっては腐ってしまう
・凛としたさわやかな気持ち
・会社の第一が顧客第一か?
・残念記と幸福記:喜び上手、、、新人の観点からが重要
・好ましくない状況でも順応できるか


第3章 気を高める―逆境は心身を強くする好機
・迷ったときは第3者の意見:岡目八目
・早い段階で引退する未練が残る:本田宗一郎ユニクロ
・創業者:バイタリティ/参考の貪欲/プラス思考/リスクへの嗅覚
・挫折してもバネにする回復力
・人間は50にならないと血気が安定せず知恵が開けない/50前で死ぬことを夭逝という


第4章 心を通わす―他者を受け入れ、自らを貫く
・人の癖は自分の癖を直すより難しい
★意見/人間として許されないか(嘘、盗)・多くの人に迷惑
・再考/できれば改めた方が良い・自分が好ましく感じない
・余り物の東大卒は採用するな、、、2割は宝石、2割は余りもの
・自分が難儀なときは人を頼み、あとになると思い出しもしない
・それぞれの分野で、メンターを見つける
・まずは他力(メンター)について学ぶ
・正論だからこそ戦略が必要・私信なかりしか
・即座・時間を置く・諌めるに分ける


第5章 人を育てる―成功は相手の手柄、失敗は自己の責任
・失敗を積極的に昇進・登用する
・抜本:災いの原因を取り除く
・評論家は必要ない


第6章 作法を尊ぶ―人を動かす「誠心誠意」の実践
・基本的なことを手を抜かずに毎日続けてゆくことが大変
・酒席の戒:飲み・食べる・聞く・偉そうに語らない・誉める・笑う・約束しない・楽しい話題・名残惜しく別れる
・謝る時が晴れ舞台
・究極の恋は生涯心に秘めて慕い通す
・人生は短い、やりたいか判断する


おかめ-はちもく【岡目八目】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/idiom/%E5%B2%A1%E7%9B%AE%E5%85%AB%E7%9B%AE/m0u/


以上