座右のゲーテ

座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書) (新書)
齋藤 孝 (著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4334032508/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

2004年5月14日(金)発売
定価735円(税込み) 224ページ
ISBN;4334032508
私は、研究者として歩み始めた二十代のころ、本質的なものを求めるあまり、抽象的思考に嵌り込んでしまい、身動きがとれない状態に陥っていた。そういう精神的にどん底のとき、ゲーテの言葉が目に飛び込んできた。(中略)自分の立ち位置が分からなくなったとき、何か壁に突き当たったとき、本書を開いてほしい。何かのヒントがきっと見つかるはずだ。(「まえがき」より)

「小さな対象だけを扱う」「日付を書いておく」「完成まで胸にしまっておく」「自分だけの師匠をもつ」――ゲーテのことばをヒントに、知的で豊かな生活を送るための「発想の技法」を学ぶ。

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1 集中する(小さな対象だけを扱う
自分を限定する ほか)
得意なことをする、専門バカにならない、目的を集約する
2 吸収する(最高を知る
独創性などない ほか)
実際に応用したものしか残らない(目的+実践=経験)
日付を入れておく、エネルギーをためる
具体的かつ本質的
最高を知って尺度が身に着く
3 出合う(愛するものからだけ学ぶ
豊かなものとの距離 ほか)
相場を、古典やすべてから知る
客観性の重要、独学より大家に学ぶ、師弟関係からのみわかることがある
最高に触れ、使いつくせない資本を作る
スタイルの似た人に惚れこむ+距離感を大切に(支配されない)
4 持続させる(先立つものは金儀式の効用 ほか)
当たったら続けるー集中する、徹底する
納期を課す−早めていく
過去にとらわれない
5 燃焼する(現在というものに一切を賭ける
計り知れないものが面白い ほか)

など