40歳の教科書 親が子どものためにできること

■40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編 [単行本(ソフトカバー)]
 モーニング編集部 (編集), 朝日新聞社 (編集)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4062164051/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

■内容説明
 子を持つ親世代の教育の悩みにすべて答える各教科からビジネス界まで、
 時代を代表するスペシャリスト14人が、英語の早期教育の是非から就職・実社会で使える学力の正体まで、子を伸ばすための真実を語る
 内容(「BOOK」データベースより)
 朝日新聞紙上で話題沸騰の連載、待望の単行本化!子育てを疑え!すべての親に贈る目からウロコの特別講義。

■目次
1時限目 英語はいつから学び始めるべきか(まずは日本語の土台を固めよう(大西泰斗言語学者)
 9割の日本人に英語は要らない(成毛眞・株式会社インスパイア取締役ファウンダー/元・マイクロソフト株式会社(日本法人)代表取締役社長) ほか)
・親が成長しないと子供の成長は無い
・英語が必要な環境は、日本では平均5%以下
・日本語の土台が無いまま中途半端に英語を覚えても多言語に対応できない、
 柔軟な対応が可能なだけの知性を磨いておく必要性がある
・9割の日本人は英語が「できない」でなく「いらない」
・学校では教えてくれない「ニュアンス」、「×Pardon?」、「×Excuse me?」、「○Yes?」、
・日本人は世界一英語の発音が下手
・「あとでやろう」が実際あとでやった姿なんてない

2時限目 中高一貫校は幸せへのプラチナチケットか(有名私立中学への進学は人生の「保険」ではない(藤原和博・元・杉並区立和田中学校校長)
 受験ストレスから逃げず、成長する機会と考える(田中ウルヴェ京・メンタルトレーナー) ほか)
・多くの子は塾をゲーム感覚で楽しんでいる
・難関中学受験は「母親の力が9割」
・誘惑の多い15歳頃に、自律を覚え、NOを「NO」と言いきれることができるか
・情報処理力(TIMSS)より編集力(PISA)、、雇われ力の低下
・我が子に有名私立校を受験させるのは母親のリベンジ??
・ポジティブプッシング8カ条
 自己愛感、自己効力感、チャレンジ精神、自己責任、失敗受容、逆境対処、自己幸福、自己変容
・発達段階
 0-2歳頃:言語が未熟、感覚や運動によって環境適用する(感覚運動期)
 2-7歳頃:言語が発達、直観的な思考(前操作期)
 8-11歳頃:論理的な思考が可能(具体的操作期)
 12歳〜:抽象的な思考が可能(形式的操作期)

3時限目 「お金」と「仕事」をどう教えるか(人が人であるために仕事とお金がある(西原理恵子・漫画家)
 ビジネスの原点は利他の精神にある(正垣泰彦・株式会社サイゼリヤ代表取締役会長) ほか)
・「自由」と「責任」は有料、選択肢の有無
・貧乏のどん底での景色、お金がないと人は獣になる、お金があれば大抵の不幸は乗り越えられる
・受験なんて傾向と対策が基本、半年レベルでテクニックを身につけるあとは自分次第
・自分の得意分野はやらなきゃわからない、まずは何でもやってみるで「淘汰される」
・仕事そのものがストレスな人は、怠惰、自業自得、結果が出ないから先輩から怒られる
・学校は「社会性」、「人間関係」を学ぶところ「協調性」、「嫌な上司との付き合い方」
・働くことは生きること、逆もまた真なり
・儲けるんじゃない儲かる…目的は安さ×3+品質
・威張る、怒る上司はダメ、技術不足を反省せよ
・数字的な根拠を示しつつ技術として教えていく
・赤字店舗の理由は、ほぼ「立地の問題」
アメリカではモノの価格が3分の1、で給与が同じ
・規模の問題、小売りが主体だとPBのスケールメリットが生まれる
ニトリ:1に安さ、2に安さ、3に安さ、4に品質、5に統一感
・勉強も掃除もそう、先にめんどくさいことはする
・価値は「価格」と「品質」のバランス
・10代基礎知識、20代体で仕事を覚える、30代仕事をコントロールする、40代実践花咲かせる、60代〜人を育てる
・夢は一人で見るものではない
・お金があればできることの範囲が広がる(逆に言うとできないことが増える)
・現在のお金の教科書は、金融機関に都合がいい、ミスリード
・お金は感情に絡みやすい、ゲームのチップの様にドライに扱う
・お金と投資の7カ条
 わからないものは×、自己責任、相手の儲けから考える(そうで来ている)、うまい話などない、初心者向けは無い
 感情に流されない、正しいリスク分散
・仕事選びはお金と自由のバランス「喜び、評価」、「技術の成長」

4時限目 挫折や失敗をした子どもにどう接するか(失敗をワクチンと考え、正解を押しつけない(畑村洋太郎工学院大学教授/東京大学名誉教授)
 自分の頭で考えてこそ、本物の答えが見つかる(工藤公康埼玉西武ライオンズ) ほか)
・失敗の道筋を知りたがっている
・受験勉強は、設問への最短解を学ぶ合理的方法
・失敗を省察してしゃぶりつくす「なぜ×NNNN」
・親にできることは美味しいご飯をあげて見守る事だけ
・人の助けを借りるのは恥ずかしいことではない
・考える時間を与える、失敗を許容する
・どうすればよくなるか考え、調査し実践する選手だけが伸びていく
・ランニングは瞬発系、全身維持に最適等効果の確認と目的意識
・自分に合ったやり方を続け「なぜそれをやるのか問う」
・親子は同じではないが対等
・自立、社会との調和、自己肯定、共有
・それは誰の課題なのか、介入できない、本人に考えさせる
・大人がかまってくれるからなく(1歳でも)
・ゼロを基準に加点法で考える

以上